湯煙銀玉紀行(第4話)

 食事を終えて、温泉へと向かった僕ら。
 さて肝心の温泉の感想ですが、湯量も豊富で種類も多くて大変に気持ちの良いものでした。家の近所にあったら通いたいと思う水準を十分に満たしてはいるのですが、なにしろ片道2時間弱だから、そうそうは行けないかと。
 安価で労せずに行ける近所の方が羨ましい。また何かで近くに立ち寄り、風呂を欲したときには、ぜひぜひ、立ち寄れたらと思います。
 風呂を出た僕らは、有料マッサージ機にてこの世の極楽を味わったのち、土産物を購入して、『まほらの湯』を後にしました。
 続いては、いよいよ本日の旅費を稼ぐべく、男達は戦場に向かいます。
 幾つか候補の店はあったものの、僕らの地元静岡にもあるチェーン店等(マル〇ン等)ではつまらないので、山梨でしか見かけない店に行こうとの話になりました。
「そういえば道中、如何にも地元密着といった風情の店があったね」
「そこにします?」
「今から他の店を目指して、帰り道と逆方向に向かうのも気が滅入るから、その店でいいか」
 そんなこんなで、僕らは30分程かけて当該店舗に向かいました。
 実名を出しても問題ないのだろうけど、敢えて店名は伏せますが、静岡から52号線で山梨方面に進むと、パチンコ店はそこしかないから、まぁわかる人には、すぐにわかるでしょう。
 駐車場に車を停めると、すぐ隣りに美味そうなラーメン店がありました。
 午後3時程にも関わらず営業していたので、ここまで昼飯を我慢すれば良かったと思いつつ、僕らはパチンコ店に入店。
 いざ勝負ッ!


* 次回からはパチンコ用語が頻繁に出てきます。未経験者の読者の方のためにも、なるべくわかり易く書いたつもりですが、あまりに解説が多くなると、くどくなるので、詳細は割愛しました。雰囲気で察して下さい(笑)。