2013-01-01から1年間の記事一覧

ハルロー・オブ・ジョイトイ傑作選④(パンフレット)

時を遡ること十数年前。 大学に通うべく東京で下宿していた僕のところに、ジョイトイ君を含む数名の友人が遊びに来てくれました。 せっかくなので、有名な観光スポットを見て回ることにした僕らは、渋谷、秋葉原、浅草などを巡り、夕刻になったところで、僕…

ハルロー・オブ・ジョイトイ傑作選③(焼津と大豆)

今回のネタも、ブログ本編にも載せたもので恐縮です。 前回、滋賀県に遊びに行ってジョイトイ氏がやらかした話をしましたが、その日の朝の時点で、実は彼、既にやらかしておったのです。 静岡から高速道路に乗り、西に向かってひた走っていたときのこと。 焼…

ハルロー・オブ・ジョイトイ傑作選②(すべらない話)

今回のネタは、ブログの本編にも書いた話で恐縮ですが、傑作だと思われるので、改めて掲載します。 数年前の夏。僕、ジョイトイ氏、無双祭さんの3名+αで、滋賀県に遊びに行ったときのことです。 この日は、あいにくの雨天で、安土城跡に行った際にも、そこ…

ハルロー・オブ・ジョイトイ傑作選①(大阪ケータイ機種変事件)

ハルロー・オブ・ジョイトイ。通称ジョイトイ。33才(平成25年6月30日現在)。 美食倶楽部の笑いのエースとして、常に頂点に君臨してきた彼の半生で、特に面白いと筆者が思うエピソードを、これからオムニバス形式で紹介していきたいと思います。 記念…

お知らせ(2013年)

読者のみなさん、こんにちは。 いつも当ブログサイトにアクセスして頂き、まことにありがとうございます。 あらたまって、いったい何事かとお思いかもしれませんが、若干の報告事項があり、この文章を掲載することにしました。 私事で恐縮ですが、平成25年…

怨足(最終話)

時間が余った僕らは、そろそろ昼飯時も過ぎたし、客も引いたはずなので、どこか適当なところで昼飯を食おうと目論みました。 しかしながら、どこの店を覗いても、店員がいなかったり、食べ終えた食器類が客用テーブルに散らかっているなど、散々たる状況。入…

怨足(第9話)

無料のお化け屋敷に突入した僕ら。さすがにおどろおどろしい雰囲気が漂っておりますが、なんと言っても無料の代物。これといった見せ場もなく出口へと到着しました。 「いやいや、あっという間に終わってしまいましたな」 などと、仲間と話しているうちに、…

怨足(第8話)

即席の飲み会を終えた僕らは、一旦、温泉施設の外に出ました。 まずは帰りのバスの時間を確認しよう、ということになり、駿府夢広場専用のバス停に行ってみたところで、僕らは目を疑いました。 静岡駅行きのバスこそ、結構な本数があるものの、清水駅行きの…

怨足(第7話)

空き席を探すうちに、屋外に設置された喫煙所が、僕の目に入りました。隅にあるベンチが空いているのです。 僕も含め、仲間達は健康優良児のため喫煙者がいないので、周囲でプカプカとタバコを吸われるのは、御免こうむりたいところですが、ここの喫煙所は四…

怨足(第6話)

めでたく駿府夢広場に入場した僕らは、飯より何より、まず風呂で汗を流そうと決まり温泉へと向かいました。 この辺りからでホリコから腕に着いた重りが返却され、以後、僕が持ち歩くことに。 クソ、3キロとはいえ、疲れた体には意外と重く感じられるぜ……。 …

怨足(第5話)

観光客で大混雑の道をかいくぐり進み、時刻は10時40分。 いよいよ第3チェックポイントに到着しました。 ちょうど全行程の4分の3程の地点と見られたので、ここで1番勝った者が駿府夢広場に重りをしたまま突入することとしました。 ジャンケンの結果、…

怨足(第4話)

ホリコが腕に重りを巻かれることを知らずに、企画へと参加した理由。 その理由というのは、ホリコの勤務形態にあると言えるでしょう。ホリコは過酷な労働にさらされており、帰宅するのが深夜になることも、たびたびあります。 そんなわけで、ホリコと連絡を…

怨足(第3話)

大和文庫の前に達したところで、次なるチェックポイントを相談した結果、清水市立病院前を第2チェックポイントに指定しました。 そしてジャンケンをして勝ち残ったのは……またしても僕! 「ギャァァァァッッ!」 僕の断末魔の悲鳴が大和文庫に響いたどうかは…

怨足(第2話)

平成25年2月10日(日)。 3連休の中日となるこの日、『夢ウォーク』開催の運びとなりました。 朝の7時過ぎに起床。 身支度を整えて、8時30分頃、待ち合わせの場所に向けて出発すべく、リュックを背負ったときに、僕は企画の辛さを身に染みて味わい…

怨足(第1話)

2012年、夏。 我々、美食倶楽部において、久しぶりに旅ではない荒々しい企画が決行されようとしていました。名づけて『夢ウォーク』。 夢ウォークとは、猛暑の中、清水の桜橋の辺りから、久能にある駿府夢広場(スーパー銭湯)まで歩いていくというもの…

次回予告

家を出る時点で既に男気にまみれた男! 重りを背中から腕に移しただけの男! ジャンケンに勝ち続ける男! 激闘、150号線! 後半にジャンケンに勝ち続ける男気に溢れた男! 「誰か、俺のケツにモルヒネを打ってくれ!」 最新作『怨足』、お楽しみ!

西愛知奇行(最終話)

伊良湖岬から浜松へ向かう道中、車内での話題は、もっぱら夕食をどこで食べるかについて。 僕らの住んでいる静岡市は、どういうわけか全国にチェーン展開する店が、出店を渋る傾向にあるのですが、反面、浜松には色々な出店しているので、そちらに遠征した際…

西愛知奇行(第7話)

しばらくして、牡蠣が焼き上がり、僕らはさっそく口にします。 生牡蠣も牡蠣フライも好きですが、焼き牡蠣もなかなかどうして、美味しいものです。 しかしながら、味は良かったものの、店員のオバサン、いや、ここからは蔑みの意味を込めて、敢えてクソババ…

西愛知奇行(第6話)

伊良湖岬の散策コースを歩き出した僕ら。 どういう繋がりがあるのか不明でしたが、ところどころに和歌の彫られた石がおいてありました。うん、なんとなく風流だね。 途中から海にも和歌にも飽きた僕は、落ちていた木の枝を拾って、ジョイトイを(ケガしない…

西愛知奇行(第5話)

土産物を物色するべく、買い物に出かけた僕の目に入って来たのは、狐のお面。 なるほど、豊川稲荷で狐を祭っているから、こういったグッズがあるのか。 納得した僕は、なんだか無性に欲しくなり、お面を衝動買い。 後日談ですが、当初は家の玄関に飾ってあっ…

西愛知奇行(第4話)

昼飯決定ジャンケンに勝利したジョイトイ。 この男が決断を下したのは、如何にも彼好みのキレイな熟女が店頭で客引きをしていた鰻屋。 う、鰻屋か……。 僕は顔を強張らせました。 それというのも、鰻は好きなのですが、近年の鰻の高騰もあり、お値段が相当良…

西愛知奇行(第3話)

豊川稲荷を1周して来たところで、僕は異常な光景を目にしました。 50代ぐらいのオバサン2人が、80代のお婆さん相手に、手をかざして何やらしています。 耳を傾けてみると『気孔』云々などと吹いている模様。 こっ、こっ、これは詐欺集団ではないかッ!…

西愛知奇行(第2話)

豊川ICから一般道へと降りた僕ら。 えっ、長篠に行くのなら、三ケ日ICで降りた方が早いんじゃない? そう思った方も多いでしょうが、これにはそれなりの理由が。 確かに長篠は信長ファンにとっては聖地の1つと言えるでしょうが、主要街道や東海道線沿線…

西愛知奇行(第1話)

ある日、僕は思い付きました。 長篠に行かねばならない! と。 普通にしていて、こんなことをいきなり思い付いたら、ただの心が病んでいる人ですが(笑)、それなりの理由が僕にはありました。 既にピンと来ている人が多いかと思いますが、長篠と言えば僕の…

魁! 無双祭塾!(最終話)

新潟まで来て普通に『油そば』を食べ終えた僕は、待ち合わせの時間まで、車にて仮眠を取ることに。 実際に眠れはしなかったのですが、目を閉じて横になったので、疲れも多少緩和されたのでしょう。結論から言うと、睡魔に襲われることなく静岡にたどり着くこ…

魁! 無双祭塾!(第17話)

『道の駅あらい』に到着した僕ら。 時刻は5時30分。せっかく幾つもの飲食店が入っている道の駅に来たので、少し早いですが夕食をとることにしました。 すると無双祭さんから、こんな耳よりな情報が。 「前に来たことがあるんだけど、ここには『きときと寿…

魁! 無双祭塾!(第16話)

車に戻ったところで、時刻は5時過ぎ。 そろそろ観光スポットも閉まる時間ですし、復路の距離を考えると、そろそろ帰宅の途に着くべきだろうと考えていると、無双祭さんからこんな提案が。 「もし面倒でなければ、この近くにある道の駅に行ってもらえない?…