2012-01-01から1年間の記事一覧

魁! 無双祭塾!(第15話)

高田駅付近にやって来たものの、適当な駐車場を見つけられないまま、どんどん駅から遠ざかる僕ら。 さすがの僕も、これには焦ります。 「クソッ! これじゃあ、かなり歩かないと駅まで着かねぇぜ」 すると、無双祭さんが言いました。 「どうしても駅に行きた…

魁! 無双祭塾!(第14話)

館内の見学を終え出入り口に向かった僕の目に映ったのは、またもや武将隊の格好をした人。 ヒィィィッッ! もう勘弁したって下さい! 羞恥プレイが再び勃発したら、もはや自ら腹を掻っ捌くまで! 悲壮な覚悟で通り過ぎようとしましたが、やはり上杉謙信Tシ…

魁! 無双祭塾!(第13話)

林泉寺は、さすがに謙信公に縁のある寺だけあって、庭もキレイに整えられていて見ごたえがありました。 まず本堂に詣でたところで、僕らは謙信公をはじめとする歴代の春日山城主が眠る墓地へと墓参りに向かいました。しかし、いくら謙信公が眠っているとはい…

魁! 無双祭塾!(第12話)

駐車場まで戻り、土産物屋で購入したTシャツに着替えを終えたところで、僕らは次なる目的地へと向かいました。 次なる目的地は『林泉寺』。なんだ寺かよと侮るなかれ。ここは由緒正しき寺なのでございます。 なぜかと言えば、兄が居て家督相続をする予定の…

魁! 無双祭塾!(第11話)

謙信公の勢いに負け、これ以上ない程の辱めを受けた僕でしたが、何とかそれも終わり立ち去ろうとしたところ、近くに居て一部始終を見ていた人(武将隊の人の友達か職場の人と思われる)が、こんな提案をして来ました。 「もしよければ、僕が写真を撮るので、…

魁! 無双祭塾!(第10話)

今日はどこから来たのかと、謙信公(?)に話しかけられ、ドギマギしている僕に反して、無双祭さんは平然と応対しています。 「今日は静岡から」 「ほぅ。駿河から」 2人の会話は弾みます。 その傍らで気恥ずかしいので、さっさと着替えのTシャツを買いに…

魁! 無双祭塾!(第9話)

まんまと春日山さんの罠(?)に嵌まり、Tシャツを買うことになりそうな程、汗をかかされた僕でしたが、山の頂にあるあ本丸跡から眺める上越市街の眺めは、7年前に見たとき同様、感動的なものでした。 そして僕のブログで山上を訪れた際には、必ずやる例の…

魁! 無双祭塾!(第8話)

7年前にも訪れた春日山城跡にやって来た僕ら。 ご存知の方も多いでしょうが春日山は、かの有名な戦国大名上杉謙信が居城を構えていた戦国ファンには堪らない場所です。既に城は存在せず跡地ではありますが、上杉謙信もここから街を眺めていたのかと思いを馳…

魁! 無双祭塾!(第7話)

お店の一押し『タラ汁定食』を平らげた僕と無双祭さんは、清算を終えて店外に出ます。 そこでは自然と先程食した食事の話になります。 まず口火を切ったのは僕。 「俺の個人的な感想だけど、タラ汁は、汁はダシが利いて美味かったけど、骨の多いタラがぶつ切…

魁! 無双祭塾!(第6話)

看板を読み、青ざめる僕。 それというのは、個人的に親不知子不知を、以前に訪れたこともある福井県の東尋坊のように、パッと見、絶景が広がる観光スポットと思っていたからです。ところが、ここらの地形を見渡したところ、確かに海と山の距離が近く、断崖絶…

魁! 無双祭塾!(第5話)

北陸自動車道を軽快に走る僕でしたが、あるとき後方にサイレンをまわしたパトカーが近づいて来たことに気が付きました。 それなりのスピードで走っていて、身に覚えがありまくりの僕は、お縄を覚悟しました。 「あー、こいつはやられたッ! まさか新潟まで来…

魁! 無双祭塾!(第4話)

ひたすら北を目指す僕ら。 ここでひとつ、清水を出発して間もなく行われた一幕を紹介しましょう。 車内において、僕と無双祭さんが、本日の順路について話し合っているところです。ちなみに僕は、以前に行った観光地だけでは新鮮味がないため、上越から富山…

魁! 無双祭塾!(第3話)

平成24年9月28日(土)。 朝5時30分、起床。前日は早く眠るつもりでいたものの、なぜかグダグダと日付変更線あたりまで起きていてしまったことを激しく後悔しつつ、身支度を整えます。 睡眠時間が5時間半もあれば十分と言う人もいるかもしれません…

魁! 無双祭塾!(第2話)

えー、前回が無茶苦茶過ぎて、まったく意味がわからなかった人のために、今1度、解説をするところから始めます。 要は、僕が無双祭さんに旅の企画を打診したところ、最近の企画は普通の観光会社が企画するようなツアーになってしまっているので、ここらで一…

魁! 無双祭塾!(第1話)

ワシが、ゲンとつるみ、よく旅に出ている無双祭である! さっそくだが、『ゲンの今日も体張りMAX』を愛読している読者諸君に問う! 最近のゲンの立案する企画に対し、何か思うところはないか!? ワシには、大いにある! ズバリ言おう! 最近のゲンの企画…

地獄少年(最終話)

ジョイトイに会計を任せ、出口に向かった僕。 そのとき予期せぬ事件が起こったのです。 チャージ料等の仕組みがわからないジョイトイが、マスターに薦められるがままに飲んだブルーベリービールが高額だったと判断し、なんとマスターに詰め寄ったのです。 「…

地獄少年(第5話)

バーから出ることが決まったところで、ジョイトイが僕に1杯分ご馳走すると言うので、僕は財布から千円札を取り出し、ジョイトイに手渡しました。 「これぐらいでいいか?」 「ああ、構わんよ」 僕から金を受け取り、ジョイトイはマスターにチェックの旨を伝…

地獄少年(第4話)

諸般の事情により、先週とは異なるバーに足を踏み入れた僕ら。 ちなみにこのバーも、例の某友人が教えてくれた店で、男2人で入るには、ちょっと洒落過ぎて落ち着かないぐらい、雰囲気のある店です。何度か通ったのですが、マスターも気さくで、酒も美味く、…

地獄少年(第3話)

「俺も『懐かしのラーメン&バー』に行きたかった」 と、念仏のように繰り返すジョイトイ。 約束の日に、仕事とはいえ時間を調整できずに欠席した方が悪いと言い切ってしまえば、それまでなのですが、3週間休みなしで、朝から深夜まで働いている彼への同情…

地獄少年(第2話)

平成24年6月9日。企画当日。 散髪した後、集合時間より早く街に入り、副業であるパチのンコに励んでいた僕のところにジョイトイからメールが入りました。 『仕事が終わらない。行けそうなら2次会から参加するが、行けない可能性もある。すまない』 との…

地獄少年(第1話)

* 今作はブログの企画にしようと思って企画を行っていません。 単なるワンナイト企画が、ある男の魔の手によってブログ化せざるを得なくなったものです。 よって、旅とかには出ない地味な展開となりますので、ご承知おき下さい。 平成24年5月5日。こど…

次回予告

帰らない男! 仕事がおした男! 同じ企画の繰り返しを強要する男! 請求書にわななく男! 500円を要求する男! マスターに詰め寄る男! 全てを破壊する男! 「あれで900円はねぇよなぁ。なぁ?」 次回より、ジョイトイの奇行が、ここぞとばかりに炸裂…

キクチに逢いたくて仕方ない(最終話)

キクチの運転する車に乗り込み、走ることおよそ30分。 僕らは刈谷サービスエリアに到着しました。刈谷サービスエリアは、高速道路のサービスエリアなのですが、一般道からも入ることができる施設で、僕らは近くの駐車場に車を停めて、刈谷サービスエリアへ…

キクチに逢いたくて仕方ない(第8話)

空腹に耐え切れず、名古屋名物である台湾ラーメンを諦め、キクチのオススメ店で坦々麺を啜る僕ら。 キクチが言うだけあって、坦々麺は美味しかったので、名古屋名物以外を食べてしまったこと以外は満足でした。わかります? 腹は満足したけれど、気持ちが何…

キクチに逢いたくて仕方ない(第7話)

昼食へ向かう車内で、僕はキクチに訊ねます。 「ところで今から行く名古屋飯って、いったい何なのさ?」 キクチは胸を張って応えました。 「フフフ。今日はラーメン好きなお2人に、台湾ラーメンを召し上がって頂こうかと思っておりやす」 おお、台湾ラーメ…

キクチに逢いたくて仕方ない(第6話)

キクチの運転で、僕らは松平郷へと向かいます。 松平郷とは、戦国大名として有名な松平氏が拠点とした由緒ある場所だそうです。 え? 松平氏なぞ知らんと申しますか? そしたら徳川家康はご存知でしょうか。徳川家康と名乗る前、家康の名前は、松平元康と名…

キクチに逢いたくて仕方ない(第5話)

親切なおじさんのおかげもあって、僕らは無事にキクチの住まいへと到着しました。 インターホンを鳴らし、そこからキクチの声が聞こえてきたところで、僕は言いました。 「こんにちは。新興宗教の勧誘です」 普通に、 「あ、はい」 と、言って何のリアクショ…

キクチに逢いたくて仕方ない(第4話)

* 先週はパソコン故障のため、更新ができずに申し訳ありませんでした。 今週からはこれまでどおり、不測の事態が起こらない限り、週1で更新して行きたいと思います ので、よろしくお願いします。 コンビニで朝食を買い、手早く済ませた僕とNOVさんは、…

キクチに逢いたくて仕方ない(第3話)

平成24年2月11日(土)。 朝6時半に起床した僕は早々に準備を整えて、待ち合わせをしているNOVさんの家を目指して出発しました。 7時半。待ち合わせの時間通りにNOVさんと合流した僕は、東名静岡ICを目指します。ちょっと前の高速道路一律1…

キクチに逢いたくて仕方ない(第2話)

2月11日(土)にキクチのところへ共に訪問するべく、僕は声をかけるメンバーを考えます。 読者の皆さんは、 いつものようにジョイトイと無双祭さんと行けばいいじゃん。 と、お思いかもしれませんが、無双祭さんとキクチは、まったくと言って良いほど面識…