キクチに逢いたくて仕方ない(第2話)

 2月11日(土)にキクチのところへ共に訪問するべく、僕は声をかけるメンバーを考えます。
 読者の皆さんは、
 いつものようにジョイトイと無双祭さんと行けばいいじゃん。
 と、お思いかもしれませんが、無双祭さんとキクチは、まったくと言って良いほど面識がないので、お互いに気を遣う可能性があるため、今回は声を掛けないことに。
 なぜ2人に面識がないかと言えば、それは単純な話でして、無双祭さんは僕が東京の大学(大したところじゃありません)から静岡にUターンして来てからの友人であるため、高校卒業と同時に静岡を出たっきりのキクチとは、各種企画で顔を合わせることはあっても、絡むことがほとんどなかったからです。
 それゆえ、わざわざキクチに会う企画に、彼と同行するのは筋違いだと思った次第です。
 とりあえず無双祭さんを選抜メンバーから外したところで、いつもの如く、ジョイトイにでも声をかけようと連絡したところ、腐女子のように、別に行ってもいいだけど、いまいち気乗りしない的な発言を繰り返すばかり。
 たぶん彼は、自分がこの企画には欠かせない人物であると思い込んでおり、自分が渋れば、僕が超低姿勢で頼み込むので、そこで重い腰を上げ、いかにも大物待遇で企画に参戦するつもりだった思いますが、そうは問屋が卸しません。
 え、なんで、彼の考えていることがわかるかって? 彼が孫悟空だとしたら、僕はお釈迦様のポジションなので、だいたい何を考えているか、手に取るようにわかるんです。これ、冗談じゃありません(苦笑)。
 面倒臭いにも程があるので、ジョイトイの参戦は、今回は見送ることにしました。内心、彼は行く気満々であったと思われるので、まぁ歯噛みして地団太踏んだと思いますが、知ったこっちゃありません。
 というわけで、今回はジョイトイと無双さんといったセミ・レギュラー陣が不参戦ですが、読者の皆さん、心配御無用! よく考えてみて下さい! 僕の仲間は彼ら以外にもいるんですから。
 僕はキクチと特に仲がいいNOVさんとクロさんに声をかけることにしました。結果、クロさんは仕事で欠席とのことでしたが、NOVさんは参加を了承してくれました。
 道中は2人で寂しいかもしれませんが、向こうに着けばキクチも合流して3人になるから、まぁなんとかなるでしょう。
 次回からいよいよ旅に出発します。
 いつもと異なるメンバーでの小旅行にご期待下さい。 (つづく)