2012-01-01から1年間の記事一覧

キクチに逢いたくて仕方ない(第1話)

平成23年、秋。 僕は、とある事情でキクチに電話しました。 久しぶりの登場なので、 え、キクチって誰!? と、動揺する方もいると思いますので、ざっと説明すると、キクチは群馬に在住している僕の小学校時代からの友人であります。当ブログでは、蛇セン…

次回予告

懐かしのメンツ再登場! 奇特なぐらい親切な第一村人! マミーとリゲインに占拠された家! はだか祭り! 万博の名残、トヨタ博物館! そしてデラックストイレへ! 「あれから6年。また君は、僕らに締まっているラーメン屋をお見舞いするのか!?」 次回より…

埼玉遠征(最終話)

僕とジョイトイが昔の遊びコーナーでの遊戯を終えて、博物館の入り口付近に戻ると、どうやら博物館の学芸員による館内の説明が始まった様子。そしてそれに熱心に耳を傾ける無双祭さんの姿がありました。 まだしばらく時間がかかりそうだったので、僕は体力を…

埼玉遠征(第7話)

絶品焼きおにぎりに舌鼓を打ちながら、蔵造り商店街の各種商店を見たり、有名な『時の鐘』などを見学したのち、僕は裏通りを通って駄菓子屋横丁に向かいました。 駄菓子屋横丁とは、文字通り駄菓子屋が立ち並んだ夢のような一画のことです。到着して、まずは…

埼玉遠征(第6話)

僕らの旅では、不平不満が出ないようにするべく、最初からどこで食事を取るかを決めていない限り、ジャンケンで勝った人が、食事する店を決める権利が与えられ、他の者達は勝者に文句なく絶対従わねばならないといった方式が採用されています。 この日も、特…

埼玉遠征(第5話)

行田市の忍城をあとにした僕らは、川越市へと向かいます。 行田と川越は、そう遠い距離ではないようで、ナビに沿って30分くらい国道なり県道を南下したら到着しました。 市役所近くにある『本丸御殿』なる観光スポットの駐車場に車を停めたところ、『本丸…

埼玉遠征(第4話)

博物館には、当然ながら行田市の歴史等が紹介されているわけですが、主に河越野戦付近の戦国史と、地場産業である『足袋』の歴史が展示場の多くを占めていました。 戦国バカの僕が、河越野戦の解説はかなり熟読し、他のところは流しての見学したことは言うま…

埼玉遠征(第3話)

平成23年12月23日。 3連休の初日ということもあり、高速道路の混雑が予測されるため、できるだけ朝のうちに距離を稼ぎたいとの方針を打ち出した結果、朝の5時に僕は自宅を出発。 ジョイトイ宅、無双祭さん宅で2人と合流したのち、清水ICから東名…

埼玉遠征(第2話)

行き先を検討した結果、無双祭さんは言いました。 「埼玉には、忍城(おしじょう)址があるはずだから、あっしはそこに行ければいいかな」 ちなみに忍城というのは北條氏の城で、1590年に豊臣秀吉が天下統一のために行った最後の戦である北條攻めにおい…

埼玉遠征(第1話)

8月の頭。無双祭さんと飯田に行き、貧乏神神社をお見舞いされて以来、諸般の事情で多忙となり、なかなか旅に行くことができなかった僕でしたが、12月になり、ようやく暇が取れるようになりました。 そんな折、無双祭さんと会った際に、 「またどこか行き…

次回予告

ゲン、埼玉までの距離を見誤る! ゲン、甲冑娘に恋をする! ゲン、蔵造りの街で絶品焼きおにぎりを喰らう! ゲン、駄菓子を大人買いする! ゲン、早すぎる撤退に絶望する! 「それだけ強烈だったんだよ。ゲン2段の足払いは」 次回、『埼玉遠征』(全8話)…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(最終話)

札幌に戻った俺は、時計台を見た後で、札幌で1番の繁華街でありススキノを見学することにした。 こうしてススキノに着いた俺だったが、特に何もしないで帰ることにした。む、今、俺のことをチキン野郎と呼んだのは、どこのどいつだ!? 得意の極真空手で叩…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第16話)

キヒヒヒヒ! 『ゲンの今日も体張りMAX』をご覧の皆さん、ご無沙汰をしていたな。このブログのエース、ハルロー・オブ・ジョイトイだ。 さて、今回は、ゲンと無双祭の飯田への旅をご覧頂いたわけだが、如何だったかな? ……ほほぉ、やはり私が企画に参加せ…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第15話)

餃子の王将を出た僕らは、国1バイパスを目指します。 無双祭さんは、先程立ち寄った餃子の王将に、けっこう通い詰めているようで、迷うことなくすいすいとバイパスに向かっていきました。 バイパスに乗ると、時間が遅いせいもあってか珍しく空いていました…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第14話)

もはやいちいち説明すらいらないであろう有名チェーン店『餃子の王将』は、どういうわけか静岡市内には存在しないので、僕はこれまで行ったことがありません。それゆえに店に向かう道中、僕のテンションは結構上がっていました。 店内に入店し、僕は浜松セッ…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第13話)

時間にして、およそ45分。JR線で3駅分下流に進んだところで、川下りの終着点である船着場に到着し、僕らは陸に降り立ちました。 帰りは、天竜川と併走しているJR線にて、帰ってくるように指示を受けていたのですが、電車が来るまでは、およそ1時間弱…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第12話)

この時間でもまだ川下りができるのか受付で訊ねたところ、およそ5分後に出発する最終便に乗船が可能とのこと。 後で聞いた話になりますが、この便は夏休み期間中にのみ運航している増設便だったそうです。これは言い換えると、通常シーズンにおいて、この時…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第11話)

貧乏神神社を出たところで、僕は運転席の無双祭さんに呟きました。 「……無双祭さん。なんで俺達、あんなもののために、静岡から6時間かけて、ここまで来ちまったんですかね?」 「あまり深く考えるな、ゲン君。虚しくなるだけさ。全ての元凶は、母さんの持…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第10話)

嫌々ながらも、貧乏神神社における儀式を行ったところで、老人の口から衝撃の一言が発せられました。 「これで君達の心に住む貧乏神はいなくなった。そこで気持ちで結構だから、この賽銭箱に寄付を頼む」 てめぇ、最初に100円取っておいて、ここでもまた…

デッドリードライブ 〜飯田篇〜(第9話)

『貧乏神神社』。その怪しくも魅惑的なネーミングに誘われ、静岡からはるばるやって来たにも関わらず、僕らを待ち受けていたのは、2棟の粗末な掘っ立て小屋。 「ま、まままま、まさかあれが貧乏神神社(本殿や拝殿)なのか? 冗談だろう!?」 「ゲン君、と…