魁! 無双祭塾!(最終話)

 新潟まで来て普通に『油そば』を食べ終えた僕は、待ち合わせの時間まで、車にて仮眠を取ることに。
 実際に眠れはしなかったのですが、目を閉じて横になったので、疲れも多少緩和されたのでしょう。結論から言うと、睡魔に襲われることなく静岡にたどり着くことができたのですが、それはまた後の話です。
 待ち合わせの時間となり、無双祭さんが車に戻って来たところで、僕らは本格的な復路へ突入しました。
 まずは『道の駅あらい』のスマートインターチェンジから高速道路に進入。長野方面へとひた走ります。
 往路同様、復路も道は空いており、順調に長野、松本と進み、岡谷ジャンクションで中央道へ。中央道も空いており、程なく双葉ジャンクションから中部横断道へ移ります。その後、片道1車線にて前に遅い車に走られる惨劇に見舞われるわけですが、これは想定の範囲内
 52号線に出てからも、同じ車に前をしょろくたと走られ、けっこうなストレスを感じずにはいられませんでしたが、追い越し禁止の52号ゆえ、ここはじっと我慢。
 午後9時30分頃、『道の駅あらい』から、ひたすら走り続けてきたので、『道の駅とみさわ』でトイレ休憩。トイレと自販機以外の施設は、既に閉まっていたので、特に何することもなく再出発。
 『とみさわ』を越えれば、もう静岡までは間もない距離。これといったトラブルもなく、清水に到着。まず無双祭さんを家に送り届けた後、自宅に戻り、『魁! 無双祭塾!』無事に終了。
 さて、今回の旅を終えての感想ですが、7年前のあれはあれで良かったのですが、今回は高速を駆使したこともあり、上越の観光に結構な時間を割けたのが良かったと思います。特に高田城跡は、とても良い雰囲気で気に入ったので、読者の皆様にもオススメしたいと思います。武将隊と親不知子不知には、けっこうお見舞いされましたが(苦笑)、総合的には楽しかったなと。
 欲を言えば、日本海に沈む夕日を拝みたかったですね。もしも今度行く機会があったら、それが見てみたいです。そのときは、願わくば若くて綺麗な女の子と一緒に見ることができたら言うことないですね。
「キレイね……」
「いや、君の方がキレイだよ」
 ブチュー。みたいなヤツ。ん? あっ、ここはいりませんでしたか?
 では最後に、今回の旅を企画した無双祭塾長に一言頂きましょう。
「ゲンよ! 今回の新潟旅行、まことに見事であった! 今の達成感を忘れず、これからも全身全霊で挑むような旅を続けるがいい! それでは最後に、ワシからお主にはなむけの言葉を送る! わしが美食倶楽部旅行番長、無双祭である!」
 押忍、ごっつぁんです! (魁! 無双祭塾! 完)


CAST


ゲン
無双祭


スタッフ


文章:ゲン
シリーズ構成:ゲン
テーマソング:吉田拓郎『唇をかみしめて』
制作統括:ゲン