原付の旅① 清水〜甲府220キロ (第4話)

 ゲンです。昨日はお休みだったのですが、

 昼頃起床 → パチンコで敗北 → 全てを忘れるために昼寝 → 起きたら20時過ぎ→ 23時頃深夜の散歩 → ダラダラと深夜番組観賞 → 空がしらみ始めたころ就寝

 と、社会の、いや、最低人間としての王道を歩んだ1日でした。ホント、ゴリラですら、12時間睡眠だというのに、13時間眠ってしまっているあたり、もうダメダメですわ。なんせ、起きている時間より、夢を見ている時間の方が長いわけですから。
 ダメ休日の極めつけ。また出たんですよ。え、何が出たって? ……僕のランニングシューズから、またゴキブリが出たんです! この前の事件以来、安全確保のため、ランニングシューズをはく前に振るようにしたんですが、そしたらもの凄い勢いで黒茶色の物体が飛んでいった次第です。
「全国のゴキブリに告ぐ! 2度と俺のランニングシューズに入るな!」
 もしかしたら、僕の靴の臭いを採用したら、既存のゴキブリホイホイを上回る製品が開発できるかもしれませんね。
 ってなんか、ゴキブリの話ばっかりですみません。これじゃブログじゃなくて、ゴキブログ……おあとがよろしいようで。
 はい、体感温度が急激に下がったところで、原付の旅です(前フリが長くてすみません)。


 身延山から出発した僕は、相変わらずR52を北へ。この辺りからは、大自然の中を突っ走るというより、市街地に出たり入ったりの繰り返しでした。
 そのうちに大きな作りかけの道路の側道を走るような形に。道はいいんですけど、やたらと信号が多くて、動いてはすぐ停止の繰り返しに、イライラが募ります。とはいっても、僕の原付を抜かすたびに、信号で追いつき追い越される車のドライバーほどではなかったと思いますがね(俺、BMに負けなかったぜ!)。ともかく南アル○ス市さん、もうちっと道路事情を考えておくれ。
 そうこうしているうちに、とうとう甲府へ右折の標識を発見。さっそく右折し、東に走ります。最初こそ、走れど走れど、代わり映えしない景色に、本当にこの道であっているのか不安になりましたが、数十分経過後、とうとうビル群に突入して一安心。いつも差して開いていない目を見開き、食い入るように甲府駅の標識を探した結果、午後5時、無事に甲府駅に到着することができました。♪はるばる 来たぜ 甲フーッ(字足らず)!
 原付を適当な場所に止め、意気揚々と街の中に歩き出します。
 ……今思えば、これがこの後、次から次へと発生する凄惨な事件の第1歩だとは、このとき僕は想像すらしませんでした。
 次回、物語はクライマックスへ! (つづく)