原付の旅② 清水〜井川120キロ (第1話)

 みなさん、元気ですかぁーッ!? 元気があれば、試験勉強期間中でもブログが書ける! と、A猪木が言ったのかは定かでありませんが、今日はとっても元気なので、ブログを更新します! ハッスル、ハッスル、フーッ! 
 え? なんで元気かって? 別にリボビタンを10本同時飲みしたわけでもなく、静岡にメイド喫茶ができる(できた?)情報を仕入れたからでもなく(行かねぇよ、俺は)、熊田曜子に告白されたわけでもありません。とにかく幸せなので、よいではないですか。ガハハハハ!
 それはさておき。昨晩の話。嘘みたいな話ですが実話です。
 晩飯を終え、自室で参考書を読んでいた僕は、数分で眠りに落ちました(やる気ねぇなぁ)。上着ランニングシャツ1枚だったのが気にはなってはいたのですが、室内だからどうにかなると思っていました……ところがどっこい(死語)!
 数時間後、震える奥歯、そして体。僕は猛烈な寒さを感じて、目を覚ましました。何事かッ!? 周囲を確かめると、なんと閉めてあったはずの窓が全開にッ!
 犯人はすぐわかりました。おかんです。
 なぜ断定できるかって? だって前科ありますもん。そのとき、
「おめぇ、なんて事してくれんだよ!? もうすぐ俺は、フランダースの犬の最終回みてぇになるとこだったじゃねぇか!」
 必死に抗議する僕に、おかんは告げました。
「だってアンタの部屋、空気悪かったんだもん」
 それでもね 窓を開けたら 寒いだろ(五七五)。
 ええ、もうこいつは勝てないと思いましたね。僕には返す言葉がありませんでした。
 そして今回の殺人未遂……土曜ワイド劇場も真っ青です。やばいです。
 この前も僕を残しての海外旅行(ラスベガス)の際、餞別を3万渡したのに、土産が海老名インターのショウロンポウとシューマイだったりしました。やばいです。
 でもな、俺の生命保険金は、お前には渡さねぇからな、絶対ッ!
 いつか暖かい家庭を築いてやる(少なくても室温的には)!
 生きろ! ……って『もののけ姫』のテーマと同じテーマが採用される俺はこのままでいいのか?
 ともかく決意を新たにした平成17年10月12日、ゲン24歳の深夜でございました。
 なんか小ネタの方が、圧倒的に長くなりましたが、今日から新しいお話の始まりです。原付の旅② 清水〜井川120キロです! どうぞ! フッー!


 9月13日(火)。この日、僕は残った夏休みを消化すべく、前々から午後休暇を取っていました。だいたい半休を取ったときの僕の行動パターンは、パチンコ経由昼寝といった、ダメ人間まっしぐらコースなのですが、もう僕には先立つものがありません(原付の旅①参照のこと)。
 そこで他にやるべきことはないかと考えると……ありました。前々から行きたかった場所が。(JR東海のテーマで)そうだ、井川に行こう♪ 井川とは阪神のエースのことではなく、静岡の山間地にある町のことです。
 9月10日の原付の旅のからまだ3日。漆黒の闇に包まれた52号線で、もうたくさんだ、もうこりごりだ、と何度も思ったはずなのに……もう原付の旅がしたい!
 ♪おいらにゃ ドMの 血が騒ぐ(明日のジョーのテーマ風)
 こうして僕は、通勤許可の出ていない掟破りの原付出勤を敢行。午前の勤務を終え、昼飯を喰らったところで、こそこそとスーツ&革靴から原付の旅のユニフォーム(ジャージ上下&サンダル)に着替え、愛車であるホンダトゥディを発進させました。 (つづく)