男レース 三島〜清水60キロ (第8話)

 どうも。最近、身の回りでオモシロイことが起こらず、小ネタに枯渇している者です。笑いの神、カムバーックッ!
 小ネタといえば、この間、読み返してみたのですが(←暇だな)、ヒドイったらありゃしないですね。やれ、ゴキブリを素足で踏みつけただの、やれ、尻からジェルが出ただの。汚物は消毒だとか言われて、火炎放射器で燃やされても文句言えませんわ、僕。
 いやですね、実は最初の頃はね、砂浜で男女が、
「つかまえてごらんなさい」
「アハハハハ、待てよォ、こいつゥ」
「フフフフフ」
「アハハハハ」
 みたいな爽やかなブログ(?)作りを目指していた(書いてて寒気がしたよ)んですが、僕の体に流れる血(含む芸人魂)が、それを許さず、いつの間にやら路線変更してしまいました。ええ、自分の尻からジェルが出たことを世間様に知られるよりも、笑いが取れた方がオイシイと思ったんですよ、僕は!
 そんなわけで、もう何もいらん! これからも笑い最優先で書き込みます!
 よくわからない展開での爆笑宣言と相成りましたが、続きまして男レースをどうぞ。ようやく走り始めるよ。


 空手道場を出発した僕は、ジョイトイの道案内で沼津駅を目指します。昨日の挙動から、彼に案内を一任することに一抹の不安を感じていたのですが、さすがに20歳から3年過ごした地だけに、奇跡は起こしませんでした。ホッ。さすがに最初で道を間違えられて小田原にでも着いた日にゃ、いくらMの僕でも上手に笑えませんからね。
 午前中の早いうちだけに、気温もそんなに高くなく、すこぶる順調に僕は距離を稼ぎます。昨日、迷った道を通ったときにも、まだ、
「いやぁ、なんだかこの道、何度も通った気がするやぁ」
 などと、冗談が出るほどでした。
 正直、このときは、清水まで難なく行けちゃうんじゃねぇかって思ったほど、好調だったんですよ。その思いが、現実だったのか幻想だったのかは、のちのち公表されることになりますがね。
 ……安心して下さい。期待は裏切りませんから(笑)。
 尾をひく風邪もなんのその、10時に僕は沼津駅に到着しました。
 さて、さっそく記念写真を撮らねば。しかし、酸欠状態では、あまりオモシロイことを考えられるはずもなく……Y字バランスらしきことをして、済ませてしまいました。三島であれだけジョイトイに怒鳴っておいて、最悪ですね、僕。ホント、すみませんでした。
 記念撮影のあと、ランニングをジョイトイにバトンタッチして、僕は自転車での後方支援に回ります。それにしても荷物を詰めたリュックが重たい! 折り畳み自転車だけに前カゴがついてないので、背負わねばならんのですよ。飲み物を入れてあるので、重いのは当然といえば当然なのですが、それにしても重い。重すぎる。まるで亀仙人の修行みたいな感じ(わかりますよね?)。これじゃ自転車乗車中の体力回復は、あまり見込めそうにありません。フガッ!
 先が思いやられたところで、ジョイトイが出発。彼、準備期間中、ほとんど空手の練習しかしてないと、おっしゃっておりました。本人は大丈夫と豪語しておりましたが、君が倒れたら、尻拭いをするのは俺だということを忘れるなよ!
 次回、ジョイトイ激走! (つづく)