男レース 三島〜清水60キロ (第12話)

 ない! オモシロイ話がない!
 昔のオモシロ話でも書こうかなぁなどと思ってみたりもするのですが、やっぱりそれは主旨が違う気がするので、もう少しの間は書かないようにしようと思います。
 笑いの神、頼むからたまには降りてきてくれ! まぁエロ本を捨てられかけたりするハプニングはもういらないけどな。
 さて、そんなこんなで、ようやく中間地点を越えた男レースに目を移してくださいな(今日の小ネタはひどい手抜きだな……)。


 遭難後、なんとか富士駅南口に到着した僕らは、旧東海道に戻るため駅構内を縦断し北口に出ました。さらに駅前の商店街抜けたところで、僕がフォース・ランに入ります。このとき乳酸に体を支配されていたのは、言うまでもないのですが、実は固くて細い折り畳み自転車のサドルに1時間45分も乗り続けたせいで、肛門がガン開きに……。ホント、ヤツのせいで、僕の絶対領域(肛門)が完全に開放されてしまいました(笑)。すみませんね、1時間45分、ぶっ続けで走った人がいるのに、楽だった方の人がブツブツ言って。
 それでも雨が降ろうが、槍が降ろうが、台風が来ようが、親が死のうが、肛門が開こうが(落ちたか?)、男レースは続けなければなりません。2時過ぎ、気温がMAXを向かえた頃、僕は富士川駅を目指して走り出しました。
 それにしても暑い! アスファルトの照り返しが、確実に体力を奪っていくのが、自分でもわかりました。この中を1時間45分走り続けたのか、ジョイトイは? ……尊敬するぜ。
 僕の中ではハッキリ言って、この区間が1番しんどかったです。2時10分、青息吐息で富士川駅にたどり着いたときには、心底疲れておりました。
 なお、最近、めっきり会話文が減ったとお気づきの皆様……鋭い! このあたりからお互いに疲れきって、僕らの唯一のコミュニケーションである罵りあいも起こらなくなっていたのです。罵りあいファンのみなさま(←いるの?)、ご容赦を。 (つづく)