男レース 三島〜清水60キロ (最終話)

 10月の末から続きました男レースも、本日で最終回を迎えます。間延びしてすみません。せいぜい1企画、10話前後にしなけりゃならんと痛感しましたよ。とは言ってみたものの、これからのお話を、きちきちと10話で書き上げる自信はないんですけどね(←詫びた直後にこれかよ)。まぁ気の向くまま、文章の赴くままにやろうと思いますので、これからもよろしくお願い致します。
 それではいつもより長い(当社比2倍)最終回をどうぞッ! 涙腺の弱い方ッ、ハンカチの用意を忘れずにッ!


 ゴール後、ジュースを飲み乾した僕ら(ジョイトイはさぞかし美味しかったことでしょうね)は、痛む足を引きずりながら、近くのジャスコへと移動を始めました。実は僕達、7:00に友人らとジャスコで待ち合わせをしていたのです。もちろん、男レースの打ち上げのため。
いつ帰り着くかもわからないのに、待ち合わせの時間を設定している辺りが、僕らの無計画さを如実に表していますね。まぁ間に合って良かった。
 しかし、よくよく思い起こしてみれば、僕らが約束の時間に間に合ったのは、ジョイトイが集合時間を1時間間違えた恩恵によるものであり、さらに言えば、彼の勘違いタイムに合わせて僕が出発できたのは、朝の5時半にメールをくれた職場のM係長のおかげなわけです。ちゅーことは、今回の企画のMVPはM係長……否、俺だッ! 企画立案者であり、(さっそく壊れた)折り畳み自転車を自腹で購入したうえ三島まで運び、7区間を走った俺以外にMVPは考えられん! MVP、俺ッ! ……譲り合いの心を失った人間ほど醜いものはないですね。
 それにしても世の中、何がどう転ぶか、本当にわからないものですね。早朝のメールがなければ、タイムアップになっていたわけですから。人生、だからオモシロイんすかねぇ……と、柄にもなく哲学的になってみました。明日から僕のことを、清水のアリストトレストと呼んで下さい。あっ、ホントに呼ばなくていいです(即時否定かよ)。
 なにはともあれ、ジャスコで買い物(僕は着替えも買いました)後、ジョイトイのマンションに行き、打ち上げが始まりました。ちなみにジャスコの店内に、走り終えたままの超汗臭い格好のまま侵入したことを、ここで深くお詫び申し上げます。新手のテロではありませんので、ご容赦を。
 打ち上げ開始直後。一時中座して、シャワーを借りたのですが、その後、体重計に乗ったら、走る前に78キロあった体重が、なんと73キロになっていました。男レース、おそるべし! みなさんも痩せたければ、ぜひお試しあれ! 但し、このあとせいせい飲み食いしたら、77キロまですぐに戻ったけどね(笑)。走り終わったあとは、絶対に何も食えねぇと思っていたけど、朝から何も食べてなかったせいか、モリモリ食えたよ。深夜の2時過ぎまで揚げもん食べてたし(これ、走った意味がなくないか?)。
 あ、そうそう、会の途中、みんなで『サライ』を歌おうとしたけど、歌詞がわからなくて、みんなでフンフン唸っただけでした。出発前、家に帰るまでが遠足のノリで、サライを唄うまでが男レースとか言っていたくせにね。
 とにもかくにも、僕とジョイトイの下らない企画の打ち上げのために集まってくれたNOVさん、ラフィートさん、M・Hさんに暑く御礼申し上げます。ありがとう。
 そして僕に感謝と殺意、2つの感情を、身をもって教えてくれたジョイトイ、貴様にも一応、礼を述べてやろう。ありがとよッ! 来年はもう止めような、この企画。
 さて、この大型企画、どうやって最後のオチをつけようと思った次第ですが、ここはジョイトイ先生が、走り終えたのち仰せられた、素のコメントで締めてみましょう。
「ゲンさん、俺はね、空手で三島に行くたび、JRの草薙〜三島間の片道950円は高い高いと思っていた。でもやっぱり950円で、労せず行けるのだから、安いもんだと思ったよ」
 小学生でも思いつきそうな感想文だが、俺には気持ちがよくわかるぞ!
オチまで頼ってスマンな、ジョイトイ! (男レース 完)


男レース 三島〜清水60キロ スタッフ(敬称略)

出演:ゲン
   ジョイトイ

友情出演:NOV
     ラフィート
     M・H

シリーズ構成:ゲン

テーマソング:オープニング 中島みゆき地上の星
       エンディング 加山雄三谷村新司サライ

最優秀選手賞(MVP):ジョイトイ
優秀選手賞:ゲン
区間賞(吉原〜富士):ジョイトイ

祝電御礼:M係長
     獣神サクライガー

企画:ゲン