弾丸日帰り列島縦断ツアー 清水〜糸魚川700キロ (第7話)

gen-19812005-12-19

 今日は月曜だと言うのに、中学・高校時代の友人達と飲みに行ってしまいました。
 いやはや、約3時間半、ずっと僕のバカ話を聞いてもらって、本当にありがとうございます。懲りずにまた飲みに行ってやって下さい。拒絶しないでッ! お願いだからッ!
 さぁ、ただの哀願で、コネタにもなっていませんが、新潟の旅に行きましょう。


 さぁ、行っちゃうのかい、俺の胃袋!
 そこそこキレイな日本料理店に入った僕らは、いそいそと注文を開始します。僕とホリコが刺身定食、ジョイトイが焼き魚定食、NOVさんが煮魚定食をオーダー。その他、みんなで食べるようにと、2品の刺身を注文し、来たるべき瞬間を待ちました。
 十数分後。とうとう僕らの前に、日本海の海の幸が並びました。見た目は……あれ、普通だぞ? でもきっと食べたら美味しいんでしょう! いただきます! ……あれ、なんかこれ、味もフツーじゃん……。
 このとき僕は、あることに気がつきました。僕らが住んでいるのは、港町清水。条件は糸魚川と似ている。そんな清水生まれの僕らが、糸魚川で普通に魚を食ったところ、格別な驚きはない……(金田一君風に)謎は全て解けたッ! 普通に清水で1200円払って、刺身定食を食うのと、これは変わらねぇんだ! むしろ、新潟までかかった交通費を、清水で飲食代に当てれば、よっぽど美味いものが食えたんだッ!
 みんな同じ想いが頭をよぎったようで、葬式のような静けさの中、黙々と昼食を平らげたのでした。
 会計時、どうしても納得ができなかったらしいジョイトイが、
「あれ、なんて魚すか?」
 と、まるで1200円の価値があるんですかと言わんばかりに、大将に詰め寄っていましたけど、彼の奇行にかまう気力すらなかった僕は、さっさと外に出てしまったので、その後、どんな会話が繰り広げられたのかは、定かではありません。しかしまぁ、よくやるね、彼も。尊敬するね。
 写真は店の外に出たところに、女神像があったので、そこで撮った1枚です。いやぁもう、ヤケクソ気味だったせいか、日常の欲求不満のせいかは知りませんが、胸に手を回している辺りが、最悪ですよね、僕。ええ、昼からの下ネタにも、後悔はしていません。通りすがりのおばちゃん2人が、大爆笑してくれたもの。
 その後、ヒスイ館に戻った僕らは、土産を購入しました。なお、僕とNOVさんが悪ノリして、試食の菓子を完食したことを、ここでお詫び申し上げます。ごめんなさい。ホント、軽いヤケクソ気味だったんですよ。
 買い物を終えた僕らは、一路、上越方面を目指します。 (つづく)