Bー1クライマックス どうして忘年会で血が流れるんだ (第4話)

 姉さん(?)、事件です。僕の家のトイレの電気がブチ壊れました(苦笑)。そんなわけで、夜ともなれば、懐中電灯を脇にはさみ、トイレに入る次第です。で、それがどうしたって話になるんですが、これがね、意外と怖いんですよ。なんか、いつもの雰囲気と違って。……まぁ、誰も試そうとは思わないでしょうが、週末に超激暇でやることがない人は、夜に懐中電灯を持ってトイレに行ってみませい。
 さぁ、本編です。ようやく今日ぐらいからエンジンがかかって来ると思います。画像こそないけれど、お楽しみ下さい!



 ボウリングの実戦に目を移す前に、ここで読者の皆様には、ルールの詳細をご理解いただきましょう。
 ゲームは全2ゲームを行います。1ゲーム目は、ほとんど練習の色合いが強いのですが、2ゲーム目がチーム戦で行われる関係で、1ゲーム目の成績上位2名が、キャプテンとなります。キャプテンになった人は、1ゲーム目終了後、ジャンケンを行い、チームメイトを選抜します。よって、1ゲーム目は、練習の傍ら、誰がどの程度の腕なのか、判断することが求められるのです。
 そして2ゲーム目は、待ったなしの真剣勝負! この勝負に負けたチームは、絶望的な確率で、恥ずかしい写真の被写体にならねばなりません。絶対に負けられない戦いが、ここにはある! 
 ジョイトイ、キクチ、ゲン、NOVの順で登録した僕らは、さっそく1ゲーム目をスタート。すると、開始直後から、みんなストライクやスペアを連発! なんか俺達、ちょっとボウリングが上手い集団みたいじゃないか! こいつは久々にモニタを気にせず(いつもは、あまりの成績のひどさに他の客の視線が気になる)、いい勝負ができるんじゃないかい!
 僕が妙な不安を払拭した矢先、ボウリング場に来てから、静かになっていたキクチが妙なことを言い始めました。
「あのさ、ゲン」
「なんだよ?」
「……向こうの方に、中学時代に俺が好きだった(今尚継続中)女がいる」
「……あんだって?」
 なるほど。それで妙なテンションだったわけね。急展開、急展開! ムヒョヒョヒョ。
「俺、どうしたらいいんすか!?」
 気が気でない様子の彼に、ゲンパチ先生(くしくも同時刻に金八先生放送中)の愛の授業が始まります(ここからはお好みで、『贈る言葉』を聞きながら読んで下さい)。
「はい、キクチ。よく聞きなさい。仮に君の好きな相手が、いつでもすぐに会えたり、連絡が取れる状況であれば、この場で無理に行動を起こすことはないでしょう。しかしながら、君が彼女と親しくなる機会は、おそらく今宵限り(キクチの勤め先は県外ゆえ)。だったら、悔いのないように、精一杯の行動を起こした方がいいに決まってるだろ、このバカチンがァッ!」
 ……ゲンパチ先生、いいこと言うなぁ(ウットリ)。
 自分に酔いしれる僕の傍らで、キクチは目からうろこの様子。
「ありがとう、俺、目が覚めたよ! ちっと行ってくる!」
 あれ、本当に行くの(←あおり番長)? まぁ、それなら応援するよ。
「こーくはく、こーくはく!」
 僕とNOVさんの大告白コールと、ジョイトイの、てめぇらいいかげんにしろよ、という冷たい視線を背に受けながら、キクチは憧れの女の元へ旅立ったのでした。
 さぁ、にわかに盛り上がり始めた(従来の企画そっちのけなのが、ムカツキはすれど)ところで、次回に続きます! どうなる、キクチの恋物語! (つづく)