Bー1クライマックス どうして忘年会で血が流れるんだ (第11話)

gen-19812006-01-27

 一昨日のこと。
 それは夜に市内某所の山道を走っていたときのことでした。
 ハイビームにしていた僕の車のヘッドライトが、暗闇の中に妙なものを映し出しました。
 崖の手前に揃えて置かれた1組の女物の靴。これって……。
 結局、確認する勇気がなかったので、野良に来た農家のお母さんが、靴を履き替えた際に忘れていったとの仮定を採用して、素通りしてしまったのですが、気になって仕方がねぇ。
 誰か、気になった人がいたら、俺と見に行こう。
 続いて、ある意味小ネタより怖い忘年会です。



 さぁ、ハプニングを乗り越えて、今度こそ、スネ毛抜きを決行いたしますぞ。寒風が吹きすさぶ中、キクチがスネ毛をあらわにします。
「俺、寮の風呂に入る(彼は今、会社の寮にいるのです)とき、同僚にスネ毛がないことを、どう説明すればいいんだよ……」
「両足ともスネ毛を抜けば、誰も気付きやしねぇよ」
 一同大爆笑のとき、またもや遥か彼方に電灯の明かりが!
「また人が来たッ!」
 畜生ッ! どこにいけば、大人達は、俺たちにせいせい写真を撮らせてくれるんだ!? 反逆のカリスマ、尾崎豊の歌にありそうなことを思いながらも、さすがにタダでは帰れぬので、スネ毛抜きだけは、船越公園で実行することに。
 両足のスネ毛にベットリとガムテープを張った(写真参照)ところで、死刑執行人である僕がキクチに声をかけます。
「おい、声をあげるんじゃねぇぞ」
「……はい。頑張ります」
 人に勘付かれぬためとはいえ、サイレントでのリアクションを強要された彼を、僕は哀れに思います。
「じゃあ行くぜ」
「せめて、痛みが一瞬になるよう、両足同時にやって下さい」
「ダメだッ! 片ッぽずつで、地獄みたれやァ。イイッヒィ!」
 みなさん、お気づきですか!? 今、僕のブログ史上、革命的なことが起こったんですよ! ドMの僕が、Sになっとるやないけぇ! やっぱり年末の空気がそうさせたんですかねぇ。
 そして、運命の瞬間。ビリッ! ビリッ!
 悲鳴をあげなかったキクチは、キン肉マンの超人タッグトーナメント篇のネプチューマン(喧嘩マン)より、男であった(こう書いて誰がわかるんだ?)と思います。映像がないのが恐縮ですが、もの凄い量が採取できていたんですよ!
 結局、ここでのこれ以上の罰ゲームの実施は、命取りになると判断した僕らは、ジョイトイご推薦の市内某所にある人気のない公園に行くことになりました。
 断言します。次回から、衝撃映像の連続です。 (つづく)