ゲン、拉致される(第3話)

 外は未だに寒いですが、石原さとみのナース姿は熱いですねッ!
 さて、明日でございますが、当ブログの新企画を実行して参ります。
 企画の主旨は原点回帰! 気合を入れて行って参ります。
 今のお話が終了した後は、明日の話になると思いますので、ご期待下さいませ!
 笑いの神、明日はホントに宜しくお願いしますッ!
 続いて、まったりモード全開の初詣です。


 甲府武田神社を目指し、再びキクチの愛車に乗車したところで、僕がポケットから、家より持参したあるものを取り出します。
「(道具を取り出すドラえもん調で)チャラララン(←こんぺいではないので注意)、アサヒカクテルパートナー! どうぞッ、NOVさん!」
「あっざーす!」
 正月だから。という無茶苦茶な根拠で、キクチの許可を得た僕らは、飲酒開始。数分後、完飲。
「おーい、酒がなくなったぞォ!」
 やさしいキクチは、袖師のスーパータイヨーに停まってくれました。
 正月1日。真っ赤な顔して、スーパーに酒を買い足しに行く僕らは、どこからどう見ても嫌なオーラを放ちまくりでした。
 みんな、何を恐れて、僕らを避けているんだい? 目が合ったぐらいで、暴力なんて振らないぞ。
 結局、ビール(数本)とチューハイ(大量)と、乾き物の草加せんべい(1袋)などを購入し、僕らはスーパーを出ました。外に出ると、沈みかけた日が、僕らを眩しく照らします。
「これから日が沈んでいくってときに、出発するあたりが、すげぇな」
「まったくだ」
「さすがドッグイヤーは、なんでもありですね(意味不明)」
 苦笑いを浮かべながら、僕らは再びキクチの車に乗り込みました。
 以後、おなじみの52号線を北上するわけですが、30分周期でチューハイを1缶あけては、
「小便がしたいから、車を停めろォ」
 と、のたまわる僕とNOVさんのイジメに近い仕打ちに耐えながら、キクチは車を走らせました。ホント、よく頑張ったよ、君は。でも悪いのは、酒と正月気分であって、僕らではないので、根にもたないように(←2006年も最悪だ、こいつ)。
 もしも元旦に52号線を通過中、普通に道路端で立ち小便をしているバカ者を見かけた人がいたら、それはおそらく僕達です。堪忍なせぇ、堪忍なせぇ。
 こうして雪の心配など、すっかりしないまま(本当に勢い重視で生きている)、僕らは県境を越えて、山梨県を北上。
 そして、後に運命の交差点と呼ばれることになる地点で、この日の最重大事件が起きたのです。 (つづく)