素誤露苦 (第13話)

gen-19812006-06-13

 いやいや、ワールドカップ見事に負けましたね。たぶんこれでもうアウトでしょう。途中まで勝っていて期待させてくれたので、なんだか見終えたときには、どっと疲れましたね。んなわけで、今日はさっさと寝ることにします。
 その前に、みなさんには見ていただきましょう。素誤露苦、第13話『ダメ人間ゲン』をご覧下さい。



 7巡目の僕チームの番。
6巡目の指示が、『次回、罰ゲームなしで進める』だったので、普通にサイコロを振るだけ。いやぁ、ジョイトイの作った罰ゲームの熱い流れ(意味不明)に、水を差すようで悪い気もするけど、ルールなんで仕方ないわなぁ。いやぁ、残念だ、残念だ(←嬉しそう)。
 もちろん、罰を受けなくてもよいこの場面で要求されるのは大きい目です。
「ゲンさん、大きい目だぞ」
「ゲンくん、頼むよ!」
 同じチームのトシさんと、無双祭さんの声援が、僕の背中を後押しします。
「大船に乗った気分でいて下さい。期待を裏切らないのが俺です」
 大見得を切って挑んだ注目の投擲、出た目は……1ッ!
 グフッ、ヤッチマッタ……。
「ギャハハハハハ! 確かにお前は期待を裏切らねぇよ!」
 キクチをはじめ、大爆笑の他チームのメンバーを尻目に、僕が1番気になったのは、同じチームの2人の視線。いつもフレンドリーな2人が、まるで汚物を見るような目つきで、僕の方を見ているじゃありませんか!
「あ、いや、ほらさ。プロレスでも、明らかに実力差があっても、弱いレスラーに十分攻めさせたあとで、強いレスラーがトドメを刺すじゃん。風車の理論って言うんだけどね。やっぱり見ている人に楽しんでもらうためにも、圧勝するってのは、あんまりよくないわけだよ。それを考えると、ここで1ってのは、空気を読める大人の選択だったと言えるんじゃないかな?」
 必死に説く僕にトシさんが一言。
「いや、ここで1はねぇだろう」
 ……おっしゃるとおりでございます。どうもすみませんでした。
 駄目人間コールがこだまする中、次回、8巡目に突入です!
 いやぁ、罰ゲームなしの回だけで1話もたせるとは、さすがですね。ダメ人間。
 写真は今回も文書に対応したのがないので、さるソフトクリームの神様がHGっぽいことをしているのをファンのために載せておきます。 (つづく)