素誤露苦 (第14話)

 みなさん、ご無沙汰しております。
 嗚呼、各方面から、
「なに勝手に長期休暇をとってやがんだ、コノヤロー!」
 との声が聞こえてくるような気がします……。
 更新を楽しみにして頂いていた数多(いねぇよ)のファンの皆様、本当にどうもすみませんでした。今日はここで、此度の長期休暇の真相を明らかにしたいと思います。あ、あらかじめ言っておくけど、大したオチではないんで、過度の期待は禁物です。
 今を去ること、10日前。ブログ用の原稿を書いていた僕を突然の睡魔が襲いました。床に倒れるようにして眠ること数時間(よくあることです)、目を覚ますと、パソコンが奇妙な音を発しているじゃありませんか!
 なんじゃこりゃぁぁッッ!
 これが僕と、旧パソコンの最後の別れでございました……。
 その後、末広がりの8万円をかけて現在のパソコンにしたのですが、あとはボーナスが出る前に引き落としが行われないことをただただ祈るばかりでございます。
 まぁ要するに、パソコンが壊れて、その修理をしていて、更新ができなかったと言うわけですね。うん、最初からそう書けよ、との突っ込み、ありがとうございます!
 さて、10日ぶりに素誤露苦をご覧下さい。なお、ハードディスクが吹き飛んだため、画像が全て吹き飛んでしまったので、今日からは文章のみでお楽しみ下さい。
 今日は能書きが長かったんで、短めで。



 えー、しばらく間があいたんで、記憶が定かでないのですが、8巡目から書けばよかったんですね。ではではキクチチームの様子から報告致しましょう。
 8巡目、キクチチームの出した目は3。3つ進んだ先の指示は、『96°ウオッカ一気のみ』!
 96°のウオッカ――僕の大学東京生活最後の日、何か記念に買って帰ろうと、日本橋三越デパートまで行って、わざわざ買ったのが、これ。え、後悔してないかって?柔道部に入ったことを皮切りに、後悔しっぱなしなのが、僕の人生です……。
 はっきりいって、このウオッカ、飲めた代物じゃないですよ。強いて例えるなら、理科の実験に使う薬品を、誤って飲み込んだような味がします。
 さぁ、誰が飲むんだい、おい?
 ホリコは車でやってきたため、法的にムリ。美食クラブは、飲酒運転の撲滅に積極的に協力しているのです!
 キクチも麦汁(ビール)・即・戻(リバース)の超下戸のため、この企画は不向き極まりない。
 しかし、このチームには、この罰ゲームを苦にする必要はありませんでした。答えは明解! 悪魔の子ダミアン666には、この程度の酒、朝飯前といったところなのですから!
 グビッと、簡単に飲み干して、彼は言いました。
「カァァッッ、たまんねぇッ! ――さぁ、続きをやろうや!」
 悪魔だか酒の神バッカスだか、よくわかりませんが、ともかく超人ダミアンの活躍により、さして苦にせず、キクチチームは、8巡目の1投を終えたのでした。
 次回は甘い話です。 (つづく)