大人のチカラ (第3話)

 えー、昨晩、『ハウルの動く城』を見ました。映画館に行っていない歴12年の不滅の大記録を所持している僕は、もちろん初見でございます。
 しかしまぁなんですなぁ、人間としての心を持っていないせいか、ちっとも意味がわかりませんでしたわ。まぁ、おそらく僕と同様、人としての心を持っていないキクチ、ジョイトイも意味はわからなかったと思いますがね。きっと。
 では早くも今回で折り返し地点を迎える大人のチカラをどうぞ。今日もダルダルの展開です。



 ロックマン2を手に意気揚々とレジに向かう僕達。
 すると、そこには見慣れた人物の後ろ姿が。
「あれ、もしかして、無双祭さん?」
「ああー、ゲン君!」
 やっぱり無双祭さんでした。聞けば自宅の大掃除をしていて、不要になった物を売りに来たとのこと。この日は、まだ続きをしなければならないので、僕らに合流はしなかったのですが、清水から離れた曲金のエーツーで会うとは、まさに奇跡的な確率と言えるでしょう。
 その後、商品に『1000』とのシールが貼られていたので、すっかり1000円だと思い込んでいたら、それは商品番号で、価格は2000円と言われて、僕が半ギレする事件が起きましたが、まぁそれはご愛嬌ってことで。
 自宅に戻ったところで、さっそくプレイを開始します。
 ではここで、端的に『ロックマン2』の説明を。ロックマン2は、ドクターワイリーが地球征服のために送り込んできた8体のボスを、ドクターライトが生み出した正義の味方、ロックマンを操作して倒して行き、しかるのちワイリー本人も倒しに行くゲームです。ドクターワイリーが送り込んできた8体のボスは、それぞれ武器を装着しており、連中を倒すと、その武器を主人公が利用できるようになります。また特定のボスを倒すと、移動に便利なアイテムを手に入れたりします。これらを駆使して、ラスボスのところへと辿りつき、ヤツを倒せば良いわけですね。とまぁ、文章で書けばなんてことないのですが、これがなかなかどうして、難しいんです。
 とりあえず、ボス1体を倒すごとに、プレイヤーが交代する約束で、NOVさん、ホリコ、僕の順でゲームスタート。
 みんな、昔の勘も戻らないようで、2〜3体のボスを倒しては、ゲームオーバーになる展開が、数度続きました。
「うーん、やっぱりなかなか難しいね」
「ねぇ」
 などと、なぁなぁな展開になりつつあったときです。
 あの男がやって来ました。
「おう、てめぇら、待たせたな」
 次回、ハルロー・オブ・ジョイトイ、推して参る! (つづく)