さよならマーチの旅 (第4話)

gen-19812006-08-07

美食倶楽部会員名簿④ ジョイトイ


 正式名称、ハルロー・オブ・ジョイトイ。美食倶楽部重役。美食倶楽部が世界に誇る超天然素材で、当ブログの真の主役でもある。静鉄に安くなることに知識を振り絞ったり、ココスとココイチを間違えて暴れたりと、その暴挙たるや、北朝鮮テポドンよりも日本国中を戦慄させている。本人自身は、自分をニヒルなツッコミと信じているが、その実、超絶ボケであることを誰も伝えられずにいる。選ばれし神の子
出演作:男レース、新潟の旅、忘年会、素誤露苦



 7月8日。午前3時半。起きられるか否か気になってはいたのですが、運良く遠足前日の小学生現象が僕の身に起こり、覚醒に成功しました。
 必要最低限の準備を整えたところで、午前4時、マーチを発進させます。今回は西に向かうため、清水の東側に位置するお宅からメンバーの回収を開始。
 まずはこの企画のためだけに、前日の夜、東京からトンボ帰りしてきてくれた勇将、無双祭さん宅へ。家の前に車を停車させ、メールをすると、すぐに出て来てくれました。
「どもッ、おはようございます」
「おはよー」
「どうですか? 少しは眠りましたか?」
 僕の問いかけに対する無双祭さんの返答は、想像を絶するものでした。
「それが昨日、新幹線の車内でウトウトしたら、目が冴えちゃって。全然眠れなかったんだよー」
 げッ、もしかして一徹ですか!? 僕はおそるおそる訊ねます。
「昨日、実は休みでゆっくり寝たとか?」
「ううん、普通に仕事だよ。午前5時には起きたかなぁー」
 って、新幹線内のウトウトを除けば、現時点で既に24時間起床していることに! 驚愕の事実発覚! うーん、2時間睡眠の俺なんて、甘い方なのかしら?
 釈然としないまま運転を続け、間もなくホリコ宅に到着。彼もまた起きていてくれたみたいで、電話をすると、すぐに出て来てくれました。
 彼にも同じ質問をぶつけてみることに。
「昨日、どのくらい寝た?」
「金曜の夜だと、なんだか早く寝るのがもったいない気がしてね。普通に眠ったから、2〜3時間ぐらいかなー」
 俺と互角!
 続いて、今回がブログ企画初参戦となるクロさん宅へ。彼と僕は幼稚園から高校まで同じで、息の長い友人の1人であります。
 彼もキチンと起きてくれていた模様で、連絡すると、すぐに家の前に出て来てくれました。これまた同様の質問を繰り返すと、
「俺も2時間ぐらいかな」
 とのこと。結局なんですか、我々、4人合計で7時間ぐらいしか眠ってないじゃないですか! 大人の1人の平均睡眠時間すよ、これ。
 ホントに今日の企画成立すんのかよ!?
 疑心暗鬼に陥りながらも、マーチは国1を西へ進みます。 (つづく)