さよならマーチの旅 (第8話)

gen-19812006-08-16

美食倶楽部でないお友達① ホリコ


 美食倶楽部の会員ではないものの、頻繁にブログ企画に参戦してくれる貴重な戦力。長距離運転にかけては、右に出る者なし。日帰りで静岡〜新潟を往復させられたりする(笑)。旅先では衝動買いの血が騒ぐのか、半端ない量のみやげ物を購入。なかには、ガンダムのプラモがあったりなかったり(笑)。
出演作:新潟の旅、素誤露苦、さよならマーチ



 ♪人間50年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり ひとたび生受け 滅せぬもののあるものか
 と、上機嫌で桶狭間古戦場へと向かった僕ですが、道を進んだ先にあったのは、貧相な公園が1つ。いくら街中で地価が高いとはいえ、まさかこれが桶狭間古戦場じゃ……? 不安をよそに駐車場を探すも、そんなもの見当たりません(笑)。
 仕方なしに掟破りの路駐をぶっこき、公園の中を進んで行くと、この日は清掃活動のようで、ところどころで、おっさんとおばさんが、ゴミを拾っています。そして僕らの方に一瞥くれては、掃除の邪魔になると言いたげ。無論、そんな視線に怖気づく僕らではないので、観光客が1番偉ぇんだ、オラ、と言った具合に公園内を闊歩! すると、ありました……『桶狭間古戦場』と書かれた石碑と、今川義元の墓が。
 いやはや、子供の頃から恋焦がれた桶狭間古戦場が、まさかこの程度のものとは……中坊の頃、マジで行くことを考えた挙句、計画倒れに終わったことを、本当に良かったと思いました。当時にしちゃ大金を払って、大冒険した挙句に、桶狭間がこの有様じゃ、おそらくショック死は免れたかったでしょうから。
 退かぬ、媚びぬ、省みぬがウリ(いつからそうなった?)の当ブログでは、言いたいことはハッキリ言います。断言します。わざわざ観光に行くようなところじゃねぇッ! サッカー王国静岡の基礎を築いた偉大なる大名今川氏真様(蹴鞠の名手)の父親に、どうしても礼を述べたい熱烈なエスパルスファン以外は行かない方が無難ですッ!
道路交通法が改正され、さぞ張り切って路上駐車を取り締まっている可能性があるため、写真を適当な枚数とると、僕らは車に戻りました。
 桶狭間を出発すると、いよいよ名古屋の市街地に近づきます。運転マナーの悪さにキレつつも、名古屋駅の隣を通過。その後、大渋滞に見舞われつつも、一宮を通過。いよいよ愛知から岐阜へとやって来たわけです。
 ちなみに桶狭間を出発したのが、だいたい午後9時過ぎで、岐阜に到着したのは、12時前。上述の3行で、3時間ほど経過したことになります(笑)。車内で楽しくお喋りはしていたんだけどね(坊主頭の人を見ちゃ、僕がブルース・ウィルスを見つけただの)、特に途中下車することもなく、トイレ休憩すらなく、僕らはひたすら滋賀を目指したので、特筆すべきことがないんですよ。
 そんなこんなで、岐阜市内に入ったところで、僕は旅の最重要事項について、話を切り出すことに。旅の最重要事項とは如何に!? (つづく)