さよならマーチの旅 (第17話)

gen-19812006-09-06

 みなさん、某大学教授の不祥事のニュースを、既に耳にしましたか?
 おめでたいニュースに圧倒されて、放送の機会が少ないと思いますが、ぜひとも聞いてもらいたいと思います。鉄板で笑えます!
 笑いを取るためには、そこまでしなければいけないのか? そんな気にすらさせてくれました。いやー、もうホント、自分なんてまだまだでしたよ。とりあえず、その大学教授のゼミに入るところから、やり直したいと思います。これぞ、笑いの大学!
 久しぶりにオチまで決まった(思い込み)ところで、本編をどうぞ!



 十数分後、我々は浜松駅の近くに到着。が、しかし、鰻屋はあれども、駐車場がありません。ここまで来たんだから、有料駐車場ぐらい使えよと思われるでしょうが、この尻の穴のミクロさが、俺のいいところじゃないですか(苦笑)。
 そうこうしているうちに、
「150号線を進むうちに郊外に出て、駐車場つきの鰻屋が見つかるんじゃねぇの」
 との話になり、僕らは150線を東方面へと疾走。
 しかし、進めど進めど、鰻屋の看板を掲げた店に遭遇しません。おい、ここ、日本有数の鰻の名産地、浜松だろ? 何で、鰻屋の1つもねぇんだよ!
 時刻は既に8時過ぎ。それっぽい鰻屋は、店を閉め始める時刻。いつもの食事パニックとはいえ、焦りは募ります。
 そのうちに天竜川を越えてしまい、脱浜松市。もうダメかもしれない。わざわざ鰻を食うために高速を降りたのに、俺が街中での有料駐車場代をケチったばかりに、結局、食わずじまい……ただでさえ、往路の下道強行でダダ滑ったばかりなのに、ここでも失策をこいたら、本気でエンコどころや済まん問題です! ちゅーか、今後2度と俺の企画が通らなくなる可能性も!? そんなのは嫌だッ!
 祈るような気持ちで、150号線を突き進むと、とうとう鰻の看板を発見! 一安心をして車を停めて、店の前まで行ったところで、ちょうど暖簾を仕舞いに来たおばちゃんとバッタリ! もはや奇跡としか言いようのないタイミング!
 職業柄、閉店間際の飛び込み客は、受け入れ難い僕としては、
「今からでもいいですか?」
 この一言が、どうしても出てきませんでした。すると、後ろから、その言葉を発した勇者が! クロさん!
「今からでもいいですか?」
「ええ、どうぞ」
 ありがとう、おばちゃん! 星の数だけ愛してる。
こうしてクロさんの活躍で、間一髪のところで、僕らは鰻屋への入場に成功したのでした。
 えー、極限状態のため店名を覚えていない(確か○○丸)のが大変恐縮ですが、このお店、仮に越後屋としましょう(なぜ?)。越後屋さんは、鰻をさばくところから、調理を始めるそうで、時間がかかるとのこと。本格派、大いに結構! それに滋賀から休憩なしで来たから、ちっとゆっくりもしたいしね。
 こうして、うな丼の上を注文し、そわそわすること20分強。とうとう鰻が我々の目の前へと運ばれて来ました。
 次回、想像を絶する悲劇! そして伝説のオチへのプロローグ!
 ちなみに画像は、賎ヶ岳の正体不明の銅像です。 (つづく)