さよならマーチの旅 (第18話)

gen-19812006-09-08

 今日の仕事中のこと。お客さんの家で、しゃがんだ瞬間、バフッという破裂音が! そしたらば、なんと、スーツのズボンの尻の割れ目から前にかけてパックリ割れているじゃありませんか! ワオッ、リアル、キューティーハニー
 本来なら、このままほうほうの体で退却するところなのですが、次のお宅に訪問する時間が迫っています! こいつは……。結局、最初から今の事件をネタにして突撃しました。
 うーん、太りすぎ以外の何物でもないですな。やれやれ、そろそろ本格的にダイエット始動しないと。
 さて、おデブの旅の話をどうぞ。今日は血が飛び交うグロイ(?)話だから、心臓の弱い人は気をつけて読んでね!



 鰻重の(上)が目の前に運ばれ、さっそく食し始めます。
 僕もさっそく1口。
 あれ、なんだか塩味? 否ッ、血の味!?
 うーん、さすがに上の鰻ともなると、スーパーの鰻とは、1味も2味も違うんですね。本物の鰻って血のような味がする……って、ホントにワシの鼻から鼻血が出とるやないけ!
「グアアッ、鼻血がッ!」
 僕が騒ぎ立てると、おめぇ、せっかく美味い飯食ってるときに、なに醜態さらしてくれとんねん、みたいな冷たい空気が。これはさっさと止血せねば!
 でもワシ、鼻紙持ってないねん! 誰か、助けて下さいッ! 助けて下さいッ! 助けて下さいッ!
 するとホリコが、
「これを使いなよ」
 と、鼻紙をくれました。さすがA型のホリコ。O型のフォローは、バッチリですな!
 こうして命の鼻紙を手に入れた僕は、丸めてざっくりとイン・ザ・ノーズ! 3才の頃から鼻血出しっ放し人生を送ってきた僕は、鼻血の処理だけは神の如き手際の良さ!
 さて、何事もなかったかのように、鰻でも喰らうか。
 と思った瞬間、ブチ込んだはずの鼻紙が既に鮮血に染まっているではありませんか! どんな勢いで噴出しとるんじゃい!?
 その後も、鼻紙を丸めては突っ込み、丸めては突っ込みを繰り返しますが、鼻血は一向に止まる気配をみせません!
 結局、1進1退の攻防を繰り返した挙句、鼻血が止まったのは、みんなが鰻とデザートを食い終わった頃。時間にして15分〜20分。ポケットティッシュを丸々2つと、おしぼり1つ半を真っ赤に染めるほどの大出血でございました。
 鼻血が止まったところで、みんながいよいよ心配になったみたいで、僕に訊ねて来ます。
「いったい、どうしたのさ?」
「いや、体質的に鼻血は珍しいことじゃないだけどね。まさかここまで大量出血するとは、俺も思わなんだ」
「鰻で精がつきすぎたんじゃないの?」
「いや、そりゃねぇな。まだ1口ぐらいしか食ってねぇときだったもん」
「他に何か原因として考えられることはある?」
「うーん……」
 言われて、考えてみると、何やら思い当たる節が……。
 次回、鼻血大量出血の原因判明! 私の見事なバカッぷり、お楽しみに!
 話が話だったので、せめて画像は美しい琵琶湖の画像でお楽しみください。 (つづく)