キクチ・クエスト(第3話)

 どうも、宮崎あおいに芸能人のオーラがないと主張するも、あまり相手にされない者です。ドコモのCMを見る限り、どうにもオーラが感じられないです。同意してくれる人を求めています。
 それはさておき、もう10月も終わりですね。11月といえば、忘れもしない去年の11月1日、僕が屁をした瞬間、ジェルのようなものが尻から出た日であります。
今年は変なものが出ないことを祈るばかりです。
 さて、ジェルのことは忘れて、キクチの第3話をどうぞ!
 ちなみにまだ企画を実行していません(笑)!


 用は足さず、戦慄だけ残したキクチメールの後、食事を済ませた僕らは、清水への帰路を走りながら、最後のメンバーを模索します。
 僕はあることを思い出しました。
「そういえば、ラフィートさんが、前から企画に参加したいと表明しておりました」
 当ブログのいつしかのコメントに、そんなことを書いて下さったのを、僕は覚えていました。
「じゃあ、とりあえず彼を誘いましょう」
 というわけで、NOVさんとクロさんの承認が下りたところで、僕が彼にメールをすると、おそらく仕事で参加できないとの返信が来ました。本当に忙しいのですね(涙)。
「うーん、ラフィートさんは無理みたいです」
「じゃあ、誰を呼ぼう? ホリコ?」
 NOVさんが提案してくれましたが、そのとき僕は、数日前のホリコの言葉を覚えていました。彼は琵琶湖1周の旅の結果を踏まえて、次のように申しておりました。
「せっかく旅に行くからには、楽しい旅がいいよね。だから高速道路を積極的に利用して、旅先での遊ぶ時間を可能な限り確保すべきだと思う。日帰り旅行なんてもってのほか。車中泊をしてでも、泊まりにすべきだよ」
 と。
 そんなことを言われた手前、まさか、
「おい、日帰りで群馬にぶっこむぞ」
 とは、口が裂けても言えません。
「うーん、ダメだ。今回はかくかくしかじかで、ホリコは召集できないよ」
「ふーん、なるほど。彼は宿泊しなきゃ旅行じゃない人なんだよなぁ」
 クロさんが言いました。
 世の中には、我々のように日帰りで旅に出て、自分の枕でゆっくり眠りたい派と、泊まらないことには、旅が成立しない派の、大まか2つの人間に大別できるようであります。
「ラフィートさんもダメ、ホリコもダメ。さてさて、どうしたものかねぇ?」
 人選、難航! (つづく)