キクチ・クエスト (第4話)

 今から出かけねばならないので、本日は本編だけで堪忍して下さい。
 あ、そうそう、金曜日は1日お休みさせてもらって、来週月曜から、いよいよ『キクチ・クエスト』の本編をお届けします。
 お楽しみに★



 残る1人のメンバー選出が、なかなか決まりません。車内を沈黙が支配します。
そのとき。僕の頭の中には、あの男の名前が浮かびました。
 ええ、もういつもこの手法なので、大概の方が、想像が着くと思うのですが(笑)、その男とはこの人! ハルロー・オブ・ジョイトイ
「この際、ジョイトイを投入しましょう」
 僕の決断に、NOVさんとクロさんの表情が歪みます。彼らの言い分は、なんとなく分かる気がしました。
「みなさんの言いたいことはわかります。あいつがいると、運転を我々3人でローテーションしなくちゃなりません。静岡の県道ですら、右側をぶっこむあいつに、まさか首都高を運転しろとは、いくら俺でも言えません! リアル首都高バトルになりますから。確かに僕らの負担は大きくなりますが、3人いれば、運転はどうにかなるでしょうし、何より僕は、常時笑いの神光臨状態のあいつが、旅先で、どんなハプニングを起こすか! そこに期待したいのです! みなさん、お願いです! 僕のブログの読者は、皆、ハルローが好きなんです! ハルローの勇姿が見たいんです! ハルローじゃなきゃ、数字が取れないんです! ハルロー・オブ・ジョイトイです! ハルロー・オブ・ジョイトイをよろしくお願いします!」
 僕の熱意が、NOVさんとクロさんに伝わったのでしょう。
「じゃあ、4人目のメンバーは、ハルちゃんにしましょう」
 僕の意見を採用してもらい、最後のメンバーはジョイトイと決定しました。
 ドライブ解散後、ジョイトイに連絡してみると、参加を承諾。
 こうして、NOVさん、クロさん、ジョイトイ、僕の4名で群馬に行くことが決定しました。
 その後、あれほど4日に行くと伝えておいたにも関わらず、キクチから、
「来るの(11月)11日だっけ?」
 と、すっ呆けた確認のメールが入るなどの事件が起こりましたが、なんとか事なきを得たところで、いよいよ、キクチにチェックメイトです! (つづく)