キクチ・クエスト (第26話)

gen-19812006-12-27

 えー、10月から長々と続けて来た『キクチ・クエスト』ですが、今回を含めてあと3話で最終話を迎えます。みなさんも、僕とキクチの罵りあいには飽きてきたと思うので、新しい気持ちで新年を迎えるためにも、年末までには、最終話まで更新したいと思います。まぁマメにチェックしたって下さいや。
 では僕のはた迷惑な思い付きをご覧下さい。



 他のメンバーがコンビニで買い物をしているうちに、一足先に店を出た僕は、駐車場で考え事をしていました。
(往路が快適過ぎたために)このまま普通に帰っても面白くないな……と。
 ええ、普通に帰れば良さそうなもんですが、辛いこと、苦しいことが大好きなM星人……もとい冒険家としては、それでは物足りないのです。
 そこで僕は、他の清水帰参メンバーの迷惑を顧みることなく、とあるゲームをして、帰路を決めることにしました。
 ゲームと言っても、それほど大したものじゃございません。あらかじめ、僕、NOVさん、ジョイトイ、クロさんの4人それぞれに、ルートを設定しておき、キクチに任意の1人を選ばせ、その人が受け持っていたコースに従い、帰り道が決定するというものです。
 えー、抽象的な説明だと解釈が難しいので、場面を進めながら、解説をしていきましょう。
 コンビニから他のメンバーが出てきたところで、キクチを遠ざけると、僕は強権を発動し、他のメンバーに帰路にゲームを取り入れることを了承させました。そして、話し合いの結果、次のように4通りの帰路を選出、以下のように各人に振り分けしました。


クロさんコース:有料道路を駆使して、(時間的に)最短ルートで帰る(往路と同じ)。
NOVさんコース:有料道路を使っても良いが、必ず山梨を通過しなければならない。
ゲン(僕)コース:有料道路を使っても良いが、必ず長野を経由しなければならない。
ジョイトイコース:自由に帰って良いが、一切の高速道路を禁止する。


 あとは何も知らないキクチに1人を任意に指名させ、その人の受け持ちコースにより、清水を目指すのです。
 この時点での僕らの感覚では、当たりがクロさんコース。まぁまぁ酷いのが、NOVさんコースと僕コース。最悪がジョイトイコース……と、そんな感じ。
 さぁ僕らの運命を決めるキクチの決断や如何に!?
 盛り上げたところで、次回に続けてみたりします。 (つづく)