危機コーヒー (第10話)

 前フリばかりが長くて恐縮でしたが、今日からいよいよ危機コーヒーが行われます。って、今日の1話で完結するんですけどね(笑)。
 罰ゲームも今回で決定しますので、お楽しみに!



 船越公園の石碑(?)の上に、コンビニで購入したブラック無糖の7種類のコーヒー(本当はもう少し用意したかったのですが、2軒のコンビニを巡って、手に入れられたのは、それだけでした)を並べ、紙コップに移し替えたところで、いよいよ、ゲームスタートです。
 1番手のホリコから、アイマスクを装着します。そして7種類の中から他のメンバーが抽出した1種類を試飲したのち、アイマスクを外し、自分が飲んだコーヒーを当てていきます。
 しかし、ブラック無糖コーヒーは、どれも同じような味な気がするわけで……。
「私の飲んだコーヒーは、○○(商品名)ではございません!」
「……残念!」
 何度このフレーズが、深夜の船越公園に響いたことでしょう。次々に倒れていく美食倶楽部の戦士達!
 このまま全滅して、人がコーヒー豆に屈するのか!?
 そんな思いが居合わせたメンバーを包んだとき、1人の男が奇跡を起こしました。
 男の名はクロ! 並み居るコーヒーをなぎ払い、自分がテイスティングしたコーヒーを正確に探り当てたのでした。本当に当てずっぽうではなく、味を見極めたその姿は、神々しくすらありました。あなた様のおかげで、何とか美食倶楽部の名に泥が塗られずにすみました(本当か?)。ありがたや、ありがたや。
 その後は、最初の順番決めジャンケンで勝利し、自信満々でトリを取った僕が、普通に間違えるなど、これと言った見せ場がないまま、危機コーヒーは終了したのでした。
 あ、いや、言い訳じゃないんだけどね。コーヒーって、コップに入れた量で、香りも変わるんですよ。だからね、とても難易度が高かったんですよ、今回は。それで正解を出すなど、大変なことです。ホンマ、クロさんの味覚は、神の領域やで。
 こうして、僕、キクチ、NOVさん、ジョイトイ、ホリコの5人が、罰を受けることになったわけです。あ、ちなみに、キクチが5つの罰を受けることになることは言うまでもありません。
 サイコロを振った結果、罰ゲームは以下のように決定!
 ゲン→(おなじみの)白馬覆面をかぶり、上半身裸でシャドーボクシング
 NOV→ガチ相撲(VSキクチ)。
 ジョイトイ→心霊トンネル往復。
 ホリコ→アイマスクを付けられて拉致放置。
 キクチ→アイマスクを付けられて拉致放置以外の全て。上記の罰ゲームに加えて、振り振りコーラ口内発射+ブラックブラックガム1箱食い(3分間かみ続けねばならない)。
 次回より、罰ゲーム執行の模様を楽しくリポート!
死だれや、キクチィッ! (つづく)