名古屋食い倒れの旅(最終話)

 最寄りのインターから高速に乗った僕らは、静岡に向かって怪走(誤字ではありません)します。
 その車内での話題は、当然ながら、この日の企画についての感想です。車内での会話をまとめると、次のような感じです。
「いやはや、なにはともあれ、よく歩いた1日でしたな」
「まったくですね。これほど歩くとは思いませんでした。当初の主旨は、食べることでしたが、結果的には、歩くことがメインイベントになっていましたからね」
 そんな僕らの脳裏を過ぎったのは、朝、出発したばかりの僕らの前を横切ったワンダーフォーゲル集団でした。
「そういえば、朝一番で見たワンダーフォーゲル集団を、よくやるだとか、物好きな連中だのと、散々言ったわりには、今日1日で歩いた距離は、おそらく我々の方が上ですね」
「間違いないでしょうね。栄の街を縦横無尽に幾往復もしたわけですから。……とはいえ、朝に起こった事柄が、最終的なオチに繋がるとは、神懸かっていた1日と言えますね」
「普通におもしろかったし、良かった、良かった」
 読者の皆様も、これでなぜ、初期の段階でワンダーフォーゲルの件を熱心に書いたのか、わかっていただけたと思います。
 無事に静岡に着いた我々は、ガソリンを入れた後、マクドナルドで軽食を取りながら代金の精算。その後、解散の運びとなりました。家に着いたのは、午後11時半くらいであったと記憶しています。
 企画の段階で予想していたよりも、だいぶおもしろくなったと思うので、これからも別の都市に訪問して行けたらと思いました。既に次に行く都市候補に、岐阜やら、横浜やらが挙げられているので、また行って来たら、随時報告していけたらと思います。
 では、また次の何らかの企画報告でお会いしましょう。 (名古屋食い倒れの旅 完)



名古屋食い倒れの旅 スタッフ

出演:ホリコ(坊主)
NOV(猿)
ゲン (豚)
無双祭(カッパ)
文章:ゲン
シリーズ構成:ゲン
テーマソング:ゴダイゴガンダーラ
企画:ゲン
制作総指揮:ゲン