美濃出兵(第1話)

 5月の2度に渡る信州遠征から、およそ2ヵ月後の7月10日、11日。
僕、キクチ、ジョイトイ、クロさんの4名で、群馬県伊香保温泉に旅行へ行ってきました。
『あ、今回ってば、温泉の話なんだ』
 そう思った方は、若干の早とちりでございます(笑)。
 まぁ、本来なら温泉の話もブログ化しようと算段しておったわけですが、あまりにネタにし辛いため、敢えなくカットの運びとなりました。
 話は、温泉旅行から無事に帰還し、家でグダグダしている僕のところに、無双祭さんから、1通のメールが入ったところから始まります。
『ゲンさん、岐阜には、いつ行くの?』
 そのメールを頂いて、僕はあることを思い出しました。
 そういえば、以前に無双祭さんと、7月の18日ぐらいに岐阜に行こうと口約束していたことを。
 なぜ岐阜なのかといえば、僕らが戦国時代好きという設定を覚えていて下さっている当ブログの閲覧者ならば、うっすらとわかりかけているかと思いますが、織田信長の居城であった岐阜城をはじめとした故人ゆかりの土地を見て回りたかったからです。
 まぁ、甲府に続く、戦国時代の有力大名ゆかりの土地を旅するシリーズの第2弾だと思って下さい。
 それを無鉄砲な僕が、後先考えずに温泉旅行から中1週間で入れてしまったため、温泉旅行の件も承知していた無双祭さんが、温泉を堪能し過ぎて、約束を忘れてやしまいか心配になり、オブラードに包んだ形で僕にお伺いを立ててきてくれた、といったところが事の真相でしょう(笑)。
 1度、約束したことを相応の理由もなく反故にしたとあっては、日本男子の名折れ。ETC土日1000円割引もあるんで、体力さえあれば、2週連続遠征も、まったく問題はありません。
僕は無双祭さんに、以下のとおり返信しました。
『約束どおり、18日に決行しましょう』
 となると、心配なのは、歴史旅クラブ(勝手に命名)のレギュラーであるジョイトイが、温泉旅行から中1週間で、企画に出席する気力があるか否か。
 連絡したところ、案の定ぶつぶつ言われましたが(笑)、最終的には参加との結論に。
 こうして、僕ら、いつもの3人組は、真夏のある日、岐阜に旅立つことにしたのでした。(つづく)