ゲン、ひこにゃんと戯れる(第2話)

 9月12日、薄曇りの天気の中、僕は早朝から車を出し、いつもと同じようにジョイトイと無双祭さんと合流した後、東名清水ICから高速に乗り、一路、西へと向かいました。……って、ここまでの流れ、前回の話と全く同じ絵ですね(笑)。
 それはさておき、途中にあるサービスエリアで休息を取りつつ、高速を走った結果、僕らは10時半ぐらいに、八日市ICへと降り立ちました。
 あれ、彦根より行き過ぎてねぇ?
 そう思った方は、結構な滋賀通でございますね〜。
 しかし、これにはそれなりの理由がございます。今回の旅では、彦根以外にも、水郷がある近江八幡安土城跡のある安土城なども足を伸ばす予定でいたので、最初にもっとも西にある近江八幡に行くため、八日市ICまで行った次第です。
 八日市ICから北上すること、およそ30分。僕らは近江八幡市へと入りました。さっそく水郷に向かっても良かったのですが、朝も早くて、すっかりお腹も空いていたので、まずは昼食にすることに。
 滋賀での昼食はもちろん、近江牛でございます。
 僕らは、あらかじめガイドブックで調べていた近江牛の店に行きました。
 そして僕は2200円ぐらいの通常セット、無双祭さんは3000円の最高級セット、そしてジョイトイは、1000円くらいのビーフシチュー(中の肉は、おそらく近江牛ではない)を注文しました。
 なぜジョイトイは、せっかく滋賀まで近江牛を食べるつもりで来て、近江牛でないものを食べるのか。天才のやることは、凡人にはよくわからないものでございます。
 何はともあれ、料理が出てきたところで、1名を除き、さっそく近江牛を口にする僕ら。そして抱いた感想は……イマイチ!
 美味いっちゃ美味いのですが、なんかわざわざここまで来て食べるぐらいなら、同じ値段でもっと美味いものが静岡にあるんじゃねぇかって感じでした。
 鋭い読者の方は、僕が店名を公開していない時点で、
 そうでもなかっただろうね。
 と、思ったかもしれませんね。そこまで感じ取れた方は、もう立派な当ブログの熟読者でございますなぁ。
 打ちひしがれながらも、店を出た僕らは、小雨が降りしきる中、さらに北上し、水郷を目指しました。 (つづく)