ゲン、ひこにゃんと戯れる(最終話)

 安土城址を出発し、またしても30分程北東に進み、彦根市街を通過したところに、彦根城はありました。
 駐車場に車を停めて、僕らはさっそく場内へと進みます。
 そのときの時刻は、およそ4時。幸いなことに、閉鎖時刻は、僕らの予想どおり午後5時だったので、なんとか1周は見て回ることができそうでした。
 胸を撫で下ろしながら、受付から中に入ると、そこには『ひこにゃん登場時刻』と書かれた看板がありました。最終の登場は、午後3時半となっていたので、ついに実物を見ることはできなかったわけですが、ところどころに点在する実物のひこにゃんを捉えた写真を見る限り、
 けっこうデカくて気持ち悪い!
 と、いうのが、僕らの共通した意見でした。だからかえって実物を見ない方が良かった気がします(笑)。
 気を取り直して、僕らは彦根城へと侵入しました。
 国宝というだけあって、造りが昔ながら(階段の傾斜が急など)で、風情があり楽しめました。ただ高台にあるだけに、すっかり湿った服に、強風が直撃し、信じられないような寒さを感じてしまい、そのことばかりが記憶に残り、展示物にまで気が回らなかったことが残念ではありました。
 城を出た僕らは、同敷地内にある博物館にも足を運びました。
 ここにも色々な展示物があったのですが、寒さの次は、不意に眠気に襲われ、正直なところ、あまり記憶には残っていません。朝、早かったからねー。
 要は寒さや睡魔に襲われ、メイン観光地であった彦根を、文字通り夢心地で回ってしまったのです。そんな私のことを愚か者と笑わば笑うがいい!
 そんな僕の記憶にも唯一残っているのは、城の近くにある土産物屋街。メインストリートの両側に色々な土産物屋があり、ひこにゃんグッズを中心に、様々なものが売られていて楽しめました。
 (僕に言われても説得力がないかもしれませんが)、彦根はけっこう楽しい場所だったので、皆様、ぜひ行ってみて下さい。
 その後、僕らは帰路につき、夕食を養老SAで済ませたりなどして、夜の11時頃、清水に戻ってきました。
 あまりの疲労のせいか、もう静岡に着いた頃には、僕はすっかり壊れていた(同行者談)そうですが、まぁ無事に帰って来られたので良しとしましょう。
 遠いのが難ですが、滋賀はけっこう楽しいスポットが多いので、ぜひまた機会があったら行ってみたいと思います。
 それではみなさん、また次回の企画でお会いしましょう。 (ゲン、ひこにゃんと戯れる  完)


CAST


ゲン
ジョイトイ
無双祭


スタッフ


文章:ゲン
シリーズ構成:ゲン
テーマソング:『聖母たちのララバイ
制作統括:ゲン