小田原遠征(最終話)

* 1週だけお休みを頂く予定が、パソコンが故障して、結構な長い間休んでしまいました。最終回を楽しみにしていた皆様、申し訳ないです。次週よりは、再び更新を続けて行くつもりですので、懲りずに見てやって下さい。よろしくお願いします。
 では小田原の最終回をどうぞ。


 集合場所に向かうと、そこには既に無双祭さんの姿がありました。2人でキャッキャッと、小田原駅北口にある北条早雲像を写メに撮っていると、間もなく、ハルロー・オブ・ジョイトイもやって来たので、僕らは今後の身の振り方について考えました。
「どうする? これからどっか行くか? まだ4時だし」
「だが、今日持ってきたガイドブックだと、小田原にある観光名所のほとんどが午後5時までの営業だぞ。無理して行って、大急ぎで見て回るのも、あまり清々しねぇんじゃねぇの」
「ほんじゃ、少し早いが帰路につくか」
「そうだね」
 こうして僕らは、午後4時と比較的早い時間に帰路に着きました。
 ……しかし、これが地獄の始まりになろうとは、このときの僕らは思いもしませんでした。
 小田原から北上し、大井松田のICから高速に乗り、沼津ICの手前までは、順調に進んだのですが、そこで脅威の道路標示が僕の目に飛び込んできました。
『沼津IC〜清水IC 渋滞40キロ』
 グギャッ! 事故か何かだろうか!? こんなところをのろのろ運転していたら、ストレスで脳がはちきれちまうぜッ!
 咄嗟にそう思った僕は、高速の渋滞を避けるべく、沼津ICで降りて、国1バイパスを進むことにしました。
 しかし考えることは、みな同じだったようで、高速を降りても状態は変わらず。いや、むしろ高速と違って、信号待ちがある分、より酷い状況になっている有様でした。
 あー、かえっておぞい方を選らんじまった。
 観念した僕は、まぁのろのろ運転の高速に金を支払うよりは、下道の方がまぁ良いではないかと自分に言い聞かせ、沼津〜清水の渋滞区間を、およそ3時間かけて走りきったのです。
 いやー、渋滞とそれに伴う空腹の進行によるストレスとで、車内の荒んだ空気といったらなかったですよ。やはり3連休におだをくって出かけるよりは、通常の2連休の方が、目立った渋滞も発生する可能性が少なく、観光名所も人が少なくて、ゆっくり見学できると思うので、オススメですかね。
 しかしながら、小田原という都市自体は、小田原城を中心に観光スポットとしては優れていると思われるので、みなさん、機会があったら1度行かれてみてはいかがでしょうか?
 以上で、今回の旅の報告は終わります。
 次週からは……どのネタにしようかな? 
 正直、実施企画は幾つかあれど、どれを報告しようか悩んでいます。
 どんな話になるか、ご期待下さい。 (小田原遠征 完)

CAST


ゲン
ジョイトイ
無双祭


スタッフ


文章:ゲン
シリーズ構成:ゲン
テーマソング:『聖母たちのララバイ
制作統括:ゲン