これじゃ本当の美食倶楽部(第3話)

 ここまで散々、竜ヶ岩洞と普通に書いてきましたが、竜ヶ岩洞とは何かを、ここで改めて説明しましょう。
 あ、そうは言っても、僕の思ったところを書くのであって、専門的な知識ではないので、ご承知おきを。まぁいつものことさ。
 竜ヶ岩洞とは、静岡県で最大級の鍾乳洞が見られる洞窟です。洞窟探検気分が味わえるので、洞窟好きにはたまらない造りになっております。
 ……え、説明は以上かって? そうだよ。前置きの方が長いくらいだよ。これ以上に、詳しく知りたい人は、ネットで各自調べて下さい(笑)。
 なにはともあれ、僕らは洞窟内に突入。まず思ったのが、うだるような暑さの外に比べ、中の温度は快適を通り越して、少し寒いぐらいだということ。内部で見た解説によれば、洞窟内の温度は18℃程度のようです。夏場に、これだけ歩いて、大した汗も掻かずに済むため、貴重なスポットだと思いました。
 ですが、内部の鍾乳洞は、珍しくはあるものの、
「うぉぉぉッ! こいつは凄すぎて鰻なんて、どうでも良くなっちゃうぜッ!」
 とまでに、評価されるには、僕の中では程遠く、可もなく不可もなくといった感じ。
 無双祭さんとジョイトイに至っては、
「あれは見ていて気持ちの良いものではないよね」
 と、やや平均以下の評価でした。
 ただし、最深部付近にある滝は、全員一致で、神秘的で素晴らしいとの見解だったので、そこの見学をしながら、避暑ができると考えれば、悪いスポットではないはず。興味のある方は、ぜひとも竜ヶ岩洞にチャレンジしてみて下さい。できれば、暑いうちに行った方がいいと思うよ。
 1周して洞窟を出てきた先には、土産物屋がありました。出口と売店を一体化させるとは、旧引佐郡のみなさん、なかなかの商売上手ですね(笑)。浜松全体の土産物が残っていたので、腐らないものであれば、買ってしまっても良いかと思い、各自思い思いの物品を購入しました。
 食堂もあったので、昼飯を食おうか悩みましたが、せっかく浜松まで来たのだから、昼も夜も鰻が良い(結果論ですが、悪ノリでした)との意見になり、ここでの食事を避け、道中に見つけた近くの鰻屋に立ち寄ることにして、僕らは竜ヶ岩洞を去ることにしました。
 しかし、最後の最後で、ジョイトイが貫禄の事件を起こしたのです。
 次回、久々の全開ジョイトイにご期待下さい! (つづく)