天下分け目の関ヶ原(最終話)

 メニュー表を見て、僕と無双祭さんは牛丼を、ジョイトイはたこ焼きとトーストを頼みました。
 はい、モニターの前の皆さん、前回の終盤で、こんなメニューもあって良かった的なことを書いていたくせに、実際に頼んだメニューは、そのとき例として挙げたメニューばっかじゃねぇかと、怒らないで下さい。
 実際ね、あたり障りないメニューが多かったもんだから、実際に食べた物しか覚えていないんですよ(笑)。
 こう言ったら失礼かもしれませんが、正直それほど美味い料理だとは思いませんでした。ですが牛丼が卵でとじてあったりと、なんちゅーか、一般的な物と違うと言いますか、オリジナリティに溢れていました。『突撃、隣の晩御飯』的な気持ちが味わえた(他の家の家庭料理を食べているような気分と言うことです)ので、個人的には結構楽しかったです。
 腹ごしらえした僕らは、喫茶店を出て、近くにあった関ヶ原古戦場の記念撮影用のパネルで写真を撮ったのち、民俗資料館へと向かいました。
 民俗資料館は、史料や展示物が豊富で楽しめました。ただ個人的には、関ヶ原の戦いが行われた戦国後期よりも、信長が勢力を伸ばして行く辺りや、もう少し前の時代が好きなので、テンションがMAXにはならなかったです。
 じゃあ、最初から関ヶ原に行くなよ、といった話になりそうですが、まぁそこはそっちの方がよりベターなだけで、こっちもある程度は楽しめたので、まぁ別に良いのです。はい、代名詞が多くて読みづらくてすみません。
 民俗資料館の出口には、戦国武将にまつわる様々なグッズも売られていました。結構なレパートリーだったので、こういった趣味の方は行ってみると楽しめると思います。僕もとあるTシャツが格好良かったので購入を考えたのですが、価格が5千円近かったので、渋々断念。
 だってねぇ。Tシャツに5千円は、ちょっと払えませんよ。
 民俗資料館と、その土産物屋をあとにした僕らは、車へと戻りました。本当なら、関ヶ原古戦場を実際に歩いて周りたかったのですが、土砂降り状態は継続したまま。
 会議の結果、とても雨の中、古めかしい史跡を眺めて410年前(平成22年現在)に思いを馳せることは困難と判断し、今回は撤収するとの意見が採用されました。
 無念といえば、無念ですが、このときのコンディションを考えると、仕方なかった決断に思えます。
 その後、僕らは国道を東へ向かい、岐阜市街を通過。岐阜・各務原ICから高速道路に乗り、一路静岡へ。
 本当に雨が酷かったので、無理な運転はせず、ゆっくりと車を走らせた結果、午後10時ぐらいに清水ICへ到着。各自を家に送り届け解散となりました。
 今回は大掛かりな企画だったにも関わらず、6話と結構あっさりと終わってしまいました。しかも、そのうち2話はプロローグなので、実質4話。滋賀まで行っといて、どんだけ尺が短いねんと、思わず自分で自分を突っ込んでしまいそうになりました。
 その原因は、やはり天候だったと思います。雨だと行動範囲も狭まり、参加メンバーの心も荒んで来るので、面白さが半減するのだと思います。ほら、晴れすぎるぐらい晴れたとき(苦笑)は、浜松でも12話も書けるわけですから。
やはり遠征時は、晴れが1番! 最低でも小雨ぐらいじゃないと、行かない方がいいんじゃないかと改めて思い知らされました。
 次回の企画時は、晴れることを祈りつつ、お別れしたいと思います。
 それではまた次回作で、お会いしましょう。 (天下分け目の関ヶ原 完)


CAST


ゲン
ジョイトイ
無双祭


スタッフ


文章:ゲン
シリーズ構成:ゲン
制作統括:ゲン