ゲンVSドンキーコング(第1話)

 平成23年、元旦。
 子供の頃から、『30才を越えたら、若者じゃなくてオッサン』(私見ですので、怒らないで下さい)と思っていた僕にも、とうとうXデーがやって来ました。30才になってしまったのです。
 あー、嫌だにゃぁ。
 体には何の変化はなくても、メンタル的に、けっこう凹みました。
 と、それとは別に少し困った事態も同時発生しました。
 通常、1月1日には、キクチが僕を連れ去る形で、遠方に初詣へと出かけるので、それを新年1発目のブログ企画に当てようかな、なんて考えていたところ、彼の家庭の事情で、キクチの不参加が決定したのです。
 それならば参加できるメンバーだけで、企画の実施に漕ぎ付けようとは思ったのですが、日が日だけに、あまり人が集まらず、結局、企画自体が流れる結果となりました。
 やばい、このままじゃ、現在更新中の『これじゃホントの美食倶楽部』(当時全12話中の7話更新済み)と、大掛かりな企画のわりに、尺があまり伸びなかった『天下分け目の関ヶ原』(全6話)を更新したら、ブログ化できる企画のストックがなくなっちゃうよ! 冬は雪や路面凍結が怖くて、あんまり遠征もできない上に、諸事情でちょっと忙しいので、そうそうに別の企画もできないしなぁ。
 などと頭を悩ませていたところ、先日、ハード・オフに行った際に、105円かつ懐かしかったので、購入したスーパーファミコンの『ドンキーコング』のカセットが、僕の目に留まりました。
 いや、まさかね! 30才に成り立てのオッサン(くどいですが、私見ですので、悪しからず)が、元日からスーファミをやる絵、別名、地獄絵図を公開するのは如何なものかと……え? シュールで面白いかもだって? それに最近は、当ブログを開始した頃(25才くらい)の血気盛んさは影を潜め、すっかりおとなしめ(?)の旅企画が多いので、たまには違う企画、すなわち色物をやるのも、俺も読者の方にも気分転換になるやもしれぬ。
 そう思った僕は、正月それも誕生日からスーファミをすることにしました。但し、過去のこの手の企画は、友人の力を借りることにより、あまり苦労せずにクリアしてしまい、企画的に盛り上がらなかったので、以下のような条件を企画に組み込みました。
・ ネットなどの攻略情報は見ない
・ 他人の力を借りない
 さらには、2日、3日は用があったので、翌日持越しは不可能なんて、条件もついたりします。
 こうして午後4時(昼過ぎからやれば良かったんだけど、他のロープレが長引きまして。笑)、僕はスーファミのスイッチを入れました。 (つづく)