金沢奇行(第8話)

 食事する店の決定権を委ねられた僕が選んだのは、日本海の幸を使った魚料理を数多く揃えた和風の店。さすがに金沢まで来てラーメンの店とか選んだら、今後の企画から干されそうだから(笑)。
 席に案内されたところで、僕は2000円もする海鮮丼を注文。他の2人は……すみません、何を食っていたか、忘れてしまいました。まぁ海鮮であることは間違いないと思うんですけど。
 それはともかく、十数分後にどんぶりが運ばれて来ました。さすが金沢だけに、海鮮丼の刺身はどれも新鮮なようで、たいへん美味しかったです。
 その後、店を出たところで、僕らは自由時間にすることにしました。ジョイトイは駅ビル(イオングループ)をもっと見学するなどと、別に金沢でやらなくてもいいじゃん的な企画をすると言い残し去っていきました。
 僕と無双祭さんは、もちろん金沢の繁華街に繰り出すことにします。その後、2人は歩いて40分(もっと近いと思ったら、意外と距離があった)かけて繁華街へと行き、夜の街へと消えて行ったそうです。金沢の繁華街は、古都らしく、各所に小川がしかれており、雅な雰囲気で楽しめました。興味のある方は、ぜひ行ってみて下さい。


 時は半日ほど経過し、翌日の午前7時半。7時45分に部屋を出て朝食に行く約束をしていたので、僕は起きることにしました。相部屋だと、他人が部屋にいる妙な緊張感で、夜に何度か起きることも多いのですが、この日は朝までぐっすり眠れて体力回復が図れて良かったです。
 身支度を整えて、時間が来たところで、僕は部屋から出て、ジョイトイ氏と無双祭さんと合流。僕らは朝食へと向かいました。ビジネスホテルだけに、目新しい物こそなかったですが、どれも標準以上の味で大変美味しかったです。今度、このホテルの系列が三島にできるそうなんで、これ目当てに泊まりに行ってもいいかも。否、三島に泊まるぐらいなら、1時間かけて家まで帰った方がいいか。
 朝食は僕のお願いにより流れ解散となった(まぁ汚い理由ですわ)ので、僕はもうひとっ風呂浴びるなどして、待ち合わせした9時15分に再び2人と合流してチェックアウトに向かいました。
 2日目は僕たっての希望で、東尋坊に行くことになっていたので、福井に向かって車を走らせます。高速だと確かに早いが、情緒がないとの意見でまとまり、東尋坊までは下道で行くことになりました。
 待ちに待った東尋坊観光。いったいどうなりますことやら。 (つづく)