祝★10周年企画③−②

 前回に引き続き、『俺的殿堂入り観光スポット』をお送りしたいと思います。


犀川(石川県)
 金沢市内を流れ、日本海に流れる川です。金沢市民の水源で……あとは各自ウィキペディアで検索して下さい(笑)。まぁ普通の川なんですけどね。
 それがどうして『俺的殿堂入り観光スポット』なのかと言うと、こいつはもう完全なフィーリングの世界です。
 夜に無双祭さんと繁華街に出て、別行動することになった僕が、とぼとぼと歩いていると行きついたのが、犀川のほとりでした。
 犀川の名称は、なぜか以前から知っていて(たぶん室生犀星の詩か何かを学生時代に学んでいたので)、
「ああ、ここが犀川か」
 と、しばらく眺めていたのです。
 前述したとおり、何の変哲もない川なのですが、どういうわけか繁華街の端を流れるその光景が、ずっと見ていても飽きなかったのです。
 地元から遠く離れた場所で、ちょっと感傷的になっていたせいもあるかもしれませんが、とにかく何だか良い風景だなと思ったんですよね。
 もうしばらくそうしていようかと思っていたところ、フィリピン人の女がしつこくマッサージに誘ってきたので、立ち去ってしまったのですが、できればもう1度行って、同じ光景を見てみたいと思います。
 こんな感想のため、同調する方は少ないでしょうが、もしも金沢に行く機会があったら、ちょっとだけ夜の犀川を見て下さい。
 へ? 結局フィリピン人のマッサージは受けたのかって? 受けてませんよ。フィリピン人のマッサージはね……(苦笑)。


安土城址(滋賀県
 ここはハッキリ言って、僕と同じく織田信長を崇拝している方以外には、一切オススメしません。
 なぜなら小高い丘と言おうか山と言おうか、そんなところに差して重要でもなさそうな史跡が幾つかある程度(失礼)なので。
 それでも信長好きなら、山頂から琵琶湖を見下ろして、
「ああ、信長も4百数十年前、同じ光景を見たんだな」
 と、そんな気になれます。
 木が邪魔して、そこまで綺麗に琵琶湖も見ることができないんだけどね。


岐阜城岐阜県
 引き続き織田信長関連です(笑)。
 安土城址に比べれば、後世造り直したものとはいえ城もあり、展示物もしっかりしているので、一般の観光にも向いていると思います。どういう経緯かは不明ですが、リス園も併設されているので、小さい子供でも楽しめる仕様です。
 金華山という山の上にあるのですが、登山道を利用しハイキング感覚で行くこともできれば、麓からロープウェイで行くこともできます。筆者は時間短縮と体力に自信がないため、当然の如くロープウェイを利用しました。
 麓には充実した展示物のある博物館もあるので、じっくりと見れば半日ぐらいは時間をかけられるスポットです。
 とはいえ、信長に思い入れがないと、定番に近い城跡と博物館ですので、どうかそれを踏まえた上で訪れてみて下さい。


サンシャイン栄(愛知県)
 名古屋の中心街にある複合施設です。
 他のオススメと何か毛色が違うとお思いでしょうが、いやはや、まったくもってその通り。
 え? AKBの姉妹グループSKEの劇場があるから好きなのかって?
 まぁ若い女の子が露出の高い衣装を着ているわけだから、嫌いではないけれど、コンサートに行ったりする程ではないよ(苦笑)。
 ではなぜサンシャイン栄なのかと言うと、そこには僕の趣味の筆頭であるパチンコが深く関係しております。
 サンシャイン栄には、某パチンコメーカーの直営店が入っておるのです。
 直営店とは、文字通りパチンコ台を作る会社が自ら経営しているパチンコ店なのですが、一般の発売よりも早く新しい台を導入するばかりか、自社の製品を楽しんでもらうことが念頭にあるため、台が甘く使われていることが多いのです(訪問当時の様子なので、現在がどうなっているかは不明です)。
 パチンコ雑誌の取材でもよく使われる、いわばパチンコの聖地と言われる場所なわけですね。
 そんなところで、子供の頃から愛して止まないキン肉マンの台を打ったあの感動は、忘れることはないでしょう。
 結局、交通費と時間を考えると静岡でパチンコをしていた方が効率的との判断に至り、1度行ったきりですが、機会があれば再訪問したいと思います。


 まだ続きそうなので、次回の更新に続きます。