素誤露苦 (第7話)

gen-19812006-05-22

 みなさま、紛失していたメガネですが無事に発見されました。ありがとうございました。まぁ1人で見つけだしたんですけど。
 それはさておき、昨日、僕とラーメンを食べに行った皆様、お疲れ様でございました。特に僕の車で行った方は(笑)。今度は6月中旬になろうかと思いますが、よければまた行きましょう。
 では本編です。ジョイトイ、炸裂!



 驚愕のブラックブラックガムの1箱食いを終え、改めてNOVさんチームの第3投を行います。出た目は2。与えられた指示は、『ブリッジ5分』! 地味にきつい肉体系の登場です。
 NOVさんとジョイトイが、どちらが競技を実行するか話し合います。
「NOVさん、俺は日頃から(空手で)鍛えてますから、ここは俺がいきましょうか?」
「なるほど。しかし、ジョイちゃんばかりに負担をかけるのも悪いからねぇ……」
「じゃあこうしませんか? 俺とNOVさんが、同時にブリッジを開始して、どちらかが最後までやりきるんです」
「安全策ですね。じゃあそれで」
 このときジョイトイ氏は、間違いなく、こう思っていたはずです。こんなもの、超肉体派の俺1人で十分だ、と。
 こうして2人は、ブリッジを開始しました(写真)。マスクをつけて、ブリッジなど恥ずかしくてできるかと、素顔で挑んでいるのが、ジョイトイ氏。冬のアルティメット忘年会に続いて、大仏の覆面でエントリーしているのが、NOV氏です。
 大仏の覆面をつけて、ブリッジする姿は、そりゃあもうシュールで、おもしろうございましたなぁ。おじいちゃんと自転車の練習に来ていた子供(見ず知らず)が、大仏ブリッジを見て、大爆笑でしたもの。美食倶楽部は、多くの人が笑って暮らせる明るい世の中を創るために、日夜、努力を惜しまないのでございます。
 それに引き換えジョイトイ君、君も少しでいいから笑いのことを考えて物事を考えられるようになると、一皮剥けたと言うか……(以下、延々と説教)。
 それでも2人ともに、順調にブリッジをしていたかと思った2分半過ぎ。事件は起きました。
 なんとあれほど、ブリッジ開始前に自信満々だったはずのジョイトイが、ブリッジを止めて立ち上がったのです!
 茫然としている僕らに、彼はニヤニヤと笑いながら近づいて来て言いました。
「いやさ、俺ってもともと体重が重いから、こういう支える系の筋トレは、きついんすよ」
 ハァァッッ!? 自信満々だったくせに、競技指定時間の半分しか持たなかったばかりか、自分の失敗を懸命に正当化しようとする彼の姿には、怒りすら通り越して、哀れみすら覚えましたね。ジョイトイ、お前ってやつは……。
 一方で、競技前に満面の得意面をしていたにジョイトイに、まさかの丸投げを喰らったNOVさんは、息苦しい大仏マスクを被ったまま、ブリッジを続行します。そして5分が経過。相方の裏切りにも関わらず、見事、競技を昇華したのでした。以下、ヒーローインタビューの1コマ。
「たぶんジョイちゃんは、(競技遂行は)厳しいんじゃないかとは思っていたので、頑張りました」
 あ、あなたって人は! 自尊心の高いジョイトイに最初から、
「アンタじゃ無理だ、俺がやる」
 と、言っても聞く耳をもたないことを知った上で、やりたいようにやらせておき、なおかつ自分でフォローしきってしまうとは……お見逸れしました! まさに孫悟空を掌で弄ばせたお釈迦様の再来じゃッ!
 ジョイトイの招いた危機も、NOVさんの奮闘により、事なきを得たところで、今度は僕のチームがダイスを放ります。 (つづく)